ウイングアーク1stは2月17日、NECと大規模データにおけるデータ分析基盤の協業を強化し、製造業におけるセンサーデータ収集による故障の未然防止や、金融業における取引の異常監視をはじめ、大容量のデータを蓄積できるデータ分析環境の構築を支援すると発表した。

両社は、2014年2月からNECのIAサーバ「Express5800」、ストレージ「iStorage Mシリーズ」とウイングアーク1stのBI・情報活用基盤「Dr.Sum EA」を組み合わせ販売。あわせて共同で性能検証を行い、従業員数20,000名以上の大規模ユーザーや100億件以上の大容量データを保持したユーザーに最適なパフォーマンスを実現できることを検証してきた。

今回新たに数億~数百億件のデータ分析を想定した性能検証を実施し、従来比で数倍~数10倍の集計スピードにおける性能向上を確認できたことから、製造業におけるセンサーデータ収集による故障の未然防止、金融業における取引の異常監視などの大規模データにおける展開を本格化。各種センサー等で収集されるライフログ分析の実証実験に着手し、ビッグデータ分析の実用化に向けた取り組みをスタートする。

今回の検証結果

また両社は、今回の発表に伴い大規模データ分析のトライアルユーザーを限定募集。ハードやソフトの費用を無償で提供する(別途構築費用が発生する場合もある)。