ダッソー・システムズ(ダッソー)は2月15日、フランス政府傘下の大手造船企業であるDCNSが3Dエクスペリエンス・プラットフォームを採用したと発表した。

DCNSでは、顧客や産業機器/システムのパートナーおよびサプライチェーン各社が利用できる最新の協調ツールとインターフェースを提供するために、高度かつ複雑な、ハイレベルなインテグレーションを管理する必要がある。これら利用者間で3Dエクスペリエンス・プラットフォームを共有し、かつ船舶・海洋産業向けソリューションをプラットフォーム上に導入することで、生産能力や柔軟性を高め、かつ競争力が高い効率的なソリューションを提供できるようになるという。

3Dエクスペリエンス・プラットフォームの導入によって、DCNSは製造する次世代型潜水艦、フリゲート艦、巡視艇、航空母艦、ドック型両用輸送艦などのライフサイクル全体を管理することが可能となる。これにより同社は、コンセプトづくりからエンジニアリング、建造、保守管理ならびに顧客のための運用サービスまで同社の運用性能と競争力を、世界規模で引き上げるとしている。