11年にリーグMVPも…セットアッパー返り咲きを目指す中日・浅尾

復活を目指す中日の浅尾拓也

「自分が一番結果を出してきたのは中継ぎ。まだ負けたくない」。

 浅尾拓也(中日)は、昨年11月に行った契約更改の席で自身の思いを語った。浅尾といえば、リーグ連覇した10年と11年はセットアッパーとして、チームに欠かせない存在感を発揮。特に11年は79試合に登板して、7勝2敗10セーブ、防御率0.41を記録し、リーグMVPに輝いた。

 球界を代表するセットアッパーに成長したが、12年以降は、右肘、肩の故障などで思うような結果を残せていない。昨季は3年ぶりに開幕一軍入りを果たすも、36試合に登板して、1勝1敗3S、防御率3.19。復活の兆しを見せたが、全盛期の頃に比べると物足りない内容だった。

 再びその座を奪い取るため、必死にアピールを続ける。キャンプ初日からブルペンに入り、11日に行われた紅白戦では、1イニング三者凡退に抑えた。ここまでは、順調に調整を進めている印象だ。

 また、中日のリリーフ陣を見ても、2年連続60試合登板を果たした又吉克樹、昨季チーム最多の64試合に登板した田島慎二、抑えを任されるもシーズン終盤に二軍落ちした福谷浩司、左の岡田俊哉、さらには大ベテランの岩瀬仁紀、新外国人のハイメ、ルーキーの佐藤優などセットアッパー、クローザーの候補は多いが、絶対的な存在はいない。

 8回の失点は、昨季リーグワーストの79。守護神・岩瀬の不在で9回に逆転を許すケースが多かったように見えたが、実は8回の投手も課題に抱えていた。こうした状況を考えると、肩、肘に不安なく練習試合、オープン戦をこなすことができれば、再び大事な場面で起用される可能性は十分にありそうだ。

浅尾拓也
昨季成績:36試 1勝1敗3S 防3.19


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