本田技研工業(ホンダ)は14日まで幕張メッセで開催される「ジャパンキャンピングカーショー2016」に、新型上級ミニバン「オデッセイ ハイブリッド」を出展している。「オデッセイ」「オデッセイ アブソルート」はこのほど一部改良され、2月5日から販売開始。新たにハイブリッドモデルも追加された。

ホンダブースに展示された「オデッセイ ハイブリッド」

ホンダブースに展示されたのは白いボディカラーの「オデッセイ ハイブリッド」。会場内の通路に面した目立つ場所に置かれ、「オデッセイ ハイブリッド」で26.0km/リットル、「オデッセイ アブソルート ハイブリッド」で24.4km/リットル(ともにJC08モード走行燃費)という優れた燃費性能もアピールされた。係員の説明を受け、実際に車内に入って室内空間の広さを確認する来場者の姿も多かった。

「オデッセイ」「オデッセイ アブソルート」のハイブリッドモデルは、ハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」を上級ミニバンとして初めて搭載。システムの高効率化を追求し、巻線方式と構造を刷新したモーターを新たに開発することで、従来型より約23%の小型軽量化を図りつつ高トルク・高出力化も実現したという。リチウムイオンバッテリーは1列目シート下へコンパクトに配置し、広い室内空間や使い勝手といった特徴はそのままに、優れた燃費性能と上質で力強い走りを両立させた。ガソリンモデルも一部改良されている。

安全運転支援システム「Honda SENSING」も搭載。駆動方式(FF・4WD)や乗車定員(7人乗り・8人乗り)に応じてグレードが設定され、「Advancedパッケージ」「EXパッケージ」も登場するなど、選びやすいラインアップとなっている。価格は「オデッセイ アブソルート ハイブリッド」378万円~405万6,400円、「オデッセイ ハイブリッド」356万円~402万6,400円、ガソリンモデルの「オデッセイ アブソルート」298万円~362万5,400円、「オデッセイ」276万円~352万9,000円(価格はすべて税込)。

ジャパンキャンピングカーショーのホンダブースでは、「オデッセイ ハイブリッド」をはじめ、「ホビオ フレックス コンセプト」「ステップ ワゴン ホンダドッグバージョン」など計6台の車両と汎用製品を展示。ホンダ製品のある豊かなライフスタイルの広がりを提案する。同ショーは幕張メッセ国際展示場1~3ホールにて開催。開場時間は13日10~18時、14日10~17時となっている。