動物たちが人間のように暮らす楽園を舞台とするディズニー最新作『ズートピア』(4月23日公開)において、最大の挑戦は"毛"の映像表現であることがこのほど明かされた。

ウサギのジュディ・ホップス(左)とキツネの詐欺師・ニック

本作の主人公は、もふもふの毛並みに大きな瞳が印象的な、新米警官として奮闘するウサギのジュディ。「ウサギはニンジン作りに従事するもの」という価値観が常識の"ズートピア"で、立派な警官になることを夢見て頑張るポジティブなヒロインだ。彼女は、やがて訪れる"ズートピア"最大の危機に勇敢に立ち向かっていく。

ディズニーはこれまでも、動物キャラクターが活躍する映画を多数製作してきたが、種類だけでも50の動物が登場する本作では、製作チームはその種ごとに異なる毛質を研究し、その表現にこだわった。それは、ヒツジのフワフワした毛、ナマケモノのかたい毛、ホッキョクグマの透明な毛など非常に多岐にわたり、徹底してリアルな描写を追究。ジュディの"もふもふ感"も、そのようなチームの努力の結晶だ。ちなみに、登場するキャラの毛の最多記録はキリンで、その本数は約920万本にも及ぶという。

『アナと雪の女王』ではリアルな"雪"、『ベイマックス』では美しい"光"を最新技術で披露したディズニー。本作では、"毛"の表現に注目だ。


(C)2016 Disney. All Rights Reserved.