ザルツ南野、決勝弾演出でリオ五輪へアピール「1から結果を出していく」

  [2016/02/11]

ザルツブルク所属のFW南野拓実(写真は2015年2月のもの)[写真]=ムツ カワモリ

 オーストリア・カップの準々決勝が10日行われ、FW南野拓実が所属するザルツブルクはアウェーでシュトゥルム・グラーツに1-0で勝利を収め、3連覇まであと2勝と迫った。

 オスカル・ガルシア新監督のもとでの2戦目、南野は2試合連続の先発出場を果たし、29分には貴重な決勝ゴールをお膳立てすると、57分までプレーした。

 試合後、南野は中2日での公式戦2連勝に、「連戦でタフな戦いが続くが、監督が変わって2試合勝てたというのは僕らにとってプラスですし、(先発)メンバーが変わった中で勝てたのは大きい」と手応えを語った。

 タイトなスケジュールを考慮し、ガルシア監督はメンバーを一部入れ替えたが、同選手は「アジア大会(AFC U-23選手権カタール2016)で90分やっていたし、自分でも動けていると感じているので、その辺は大丈夫です」と、コンディションの良さを実感している様子。

 29分にペナルティアーク付近から放ったシュートはGKの真正面でセーブされたものの、そのこぼれ球を、ゴール前に詰めていたステファン・ライナーが決めて決勝ゴールにつなげた。「イメージを持って入りましたし、(シュートを)打ったら、何か起こるということが改めて分かったし、良かった」と、自らのシュートから生まれた決勝点を喜んだ。

 この日は、サイドではなくトップ下でプレー。「僕がサイドにいる時、真ん中の人にはダイナミックに動いてほしいと感じていたし、僕がきょうそこ(真ん中)に入ったので、やってあげたらチームにとってプラスになるかなと思って試合に入ったし、意識していた」。

 その言葉通り、広い範囲を走り回るダイナミックな動きで攻撃を活性化すると、「きょうのポジションはやりやすかったです。個人的にもそこが1番ベストかなと思う。真ん中から動けたら味方の目にも入りやすいし、ボールに前で触る回数も多いし、シュートも打てたので」と、上々の自己評価だった。

 日本の優勝で幕を閉じたAFC U-23選手権では、決勝進出を決めてリオデジャネイロ・オリンピックの出場権を確定させた後に、クラブからの要請で決勝を前にチームを離れた。あと半年後に開幕するリオ五輪については、「まだあんまり具体的に浮かんでくるものはない」と、イメージは膨らんでいない様子。

 だが「まず、ここで結果を出すことが(オリンピック代表に)選ばれる条件ですし、そのために自分としてはもう一度このチームで地に足をつけて、1から結果を出していこうと思っています」と、オリンピック出場権獲得に浮かれることなく、ザルツブルクでの活躍を強く誓っていた。

 南野は前半終了間際に接触プレーで左ひざを打撲した。ベンチに下がった後は、患部の応急処置を受けていたが「全然大丈夫」と、大事には至らなかったようで一安心。再び中2日で迎える13日のオーストリア・ブンデスリーガ第22節、SVリートとのアウェー戦で、3試合連続先発と後半戦初ゴールに期待がかかる。


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