元プロレスラーの天龍源一郎が、読売テレビ・日本テレビ系ドラマ『マネーの天使~あなたのお金、取り戻します!~』(毎週木曜23:59~24:54)の18日放送の第7話に、ゲスト出演することが11日、明らかになった。テレビドラマには初出演となる。

『マネーの天使』でドラマ初出演する天龍源一郎

このドラマは、ダブル主演を務める小籔千豊演じる竹内茂と、片瀬那奈演じる栗原理佐が、金銭トラブルを解決していく作品。

第7話は、フットボールアワーの岩尾望と、松尾諭演じる漫才師と芸能事務所が巻き込まれるギャラ未払い問題がテーマで、フェアリーズの藤田みりあ演じる武蔵川華子が、この問題を解決するためにテレビ局に無断で入ろうとするが、天龍演じる警備員が立ちはだかる。華子はいろいろなコスプレで突破しようとするも、天龍はその度に見破って阻止するという、2人のコミカルなやり取りが見どころだ。

滑舌の悪さで有名な天龍は、今回のオファーに「何を言っているか、分からないだろうし、10文字以上のセリフはダメだから、大変だろうなと思いました」と乗り気ではなかったそうだが、「新しい事への挑戦を自分のエネルギーに変えている部分はありますね」と快諾。「演技の勉強をしてないから、過去の生きざまを加味して演じました」とリラックスして臨んだことを明かした。

それでも、緊張感はあったようで「額から汗するのがプロレス、脇の下から汗が出るのが演技ですね」と名言も。役づくりは、過去に見たプロレス会場の警備員を参考にしており、衣装については「イベントで警察の格好をしたことはあるんですけど、自分ではこういう制服は結構似合っていると思う。クールですしね(笑)」と、お気に入りのようだ。

掛け合いを見せる藤田は「天龍さんは目が合うと寄り目をしてくれて、メチャ仲良くさせていただきました」と、すっかり打ち解けた様子。天龍のような極度のハスキーボイス声に挑戦した際、スタッフから何度も「もっと低く」と言われて悩んでいたところ、天龍がお手本を見せてくれたそうで、その優しさに感謝していた。

そんな藤田に、天龍は「一言でいえば小さな体で根性があるなって…。演技はやりきるのが大事だと思いました」と学んだ模様。「僕みたいな他の職業から来たヤツは躊躇(ちゅうちょ)したり、構えたりするものですけど、大したものだと思います」と絶賛していた。