Gmail、暗号化されていないメールをユーザーに通知へ

末岡洋子  [2016/02/10]

Googleは2月9日、アカウントのセキュリティチェックツール、Gmailでの受信メールの安全対策など、インターネットの安全な利用を支援する最新ツールを公開した。Google Driveに2GBの無料ストレージをプレゼントするキャンペーンも展開する。

これは、2月9日が子供や若者にインターネットの安全な利用を推進する「Safer Internet Day」の日にちなんだものとなる。

1つ目のツールは、Google Accountのセキュリティチェックを管理できるクイックツール「Security Checkup」。アカウント復旧情報として予備の電話番号を入力しておけば、アカウントにアクセスできなくなった場合や異常なアクティビティ検出時に通知してくれる。アカウントにひもづいているデバイスもチェックできる。なお、2月11日までにSecurity Checkupを完了したユーザーにはGoogle Driveの無料ストレージ2GB分が増量されるという。

2つ目として、GmailのWeb版で、暗号化されていないメールを受け取ったことを通知する機能が加わった。Gmailユーザー同士のメールはTLSを利用して暗号化されているが、片方がGmailではない場合は相手が送ったメッセージが暗号化されていないことがある。新たな通知機能は、暗号化されていない場合とメールアドレスが認証されていない場合にその旨を通知するもので、前者は赤い鍵アイコンで、後者は「?(疑問符)」で知らせる。

赤い鍵アイコンで暗号化状態が確認できる

メールアドレスが認証されていない場合は、送信先が?になる

Googleはこのほか、Androidアプリストア「Google Play」に関連したセキュリティの取り組みも報告している。それによると、現在、個人情報を不正に取得するアプリなど、Google Playのポリシーに遵守しないアプリは受け付けていないほか、「Safe Browsing」システムと連動して毎日2億回のセキュリティスキャンを行っているという。2015年、Google Playを経由して不正なアプリをインストールしたデバイスはわずか0.13%だったと報告している。

また、オンライン広告を悪用するボットネットへの対策として、自社広告システムから締め出す対策をさらに強化したことも発表した。これにより、広告詐欺ボットネットのうち規模が最も大きな3つのボットネットのトラフィックを自動でフィルタリングしている。これら3つのボットネットに感染しているマシンの台数は合計で50万台以上になる。

さらに、Googleは意見を交換できるオンラインサービス「Medium」を利用して、オンラインセキュリティをテーマとしてバーチャルラウンドテーブルを開催する計画も明らかにしている。

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