アカデミー賞を4度受賞したコーエン兄弟の最新作『ヘイル、シーザー!』の日本公開日が5月13日に決定し、予告映像とポスタービジュアルが10日、公開された。

映画『ヘイル、シーザー!』ポスタービジュアル

本作は、1950年代にスタジオの命運を賭けた超大作映画『ヘイル、シーザー!』の撮影中に、主演俳優で世界的スターのウィットロック(ジョージ・クルーニー)誘拐事件が発生するというサスペンス・コメディ。撮影スタジオが大混乱に陥る中、"スタジオの何でも屋"(ジョシュ・ブローリン)に、事件解決への白羽の矢が立つ。そこに、色気たっぷりの若手女優(スカーレット・ヨハンソン)や、憧れのミュージカルスター(チャニング・テイタム)、演技がヘタなアクション俳優(アルデン・エーレンライク)などを巻き込んで、事件解決に挑む。

予告映像では、ハリウッドという"夢"の場に集まった豪華スターたちのゴージャス感あふれるシーンを多数披露。ローマ皇帝に扮したりりしい姿で登場しながらもセリフをド忘れする間抜けな一面を見せるウィットロックや、海兵服で華麗に踊るミュージカルスター、人魚のコスチュームでセクシーさを醸し出す若手女優など、各キャラクターがその役どころの魅力を見せる。

このほか、気の抜けたアクション俳優、神経質そうな監督(レイフ・ファインズ)、バカ真面目そうな公証人(ジョナ・ヒル)、一癖ありそうな記者(ティルダ・スウィントン)、正体不明の編集者(フランシス・マクドーマンド)らも登場。中盤では、ウィットロックが誘拐される場面も挿入されており、貧乏くじばかり引く"何でも屋"が捜査のために、特徴的なキャラたちに翻弄(ほんろう)されながらも、奮闘する姿が映し出される。

同時に公開されたポスタービジュアルは、色彩豊かな「最高にゴージャスな大捜査、始まる」のコピーが印象的なデザイン。下部には、何者かに担ぎあげられているウィットロックも描かれており、劇中で起こる難事件を予感させる。


(C)Universal Pictures