Q.男性が働き続けるうえで、必要だと思う制度を教えて下さい

自分のキャリアのため、家族のため、とついつい仕事を頑張りすぎてしまいがちな男性たちが、ずっと働き続けるために必要なものとはなんだろうか。今回はマイナビニュース会員のうち男女300名に、男性が働き続けるうえでどんな制度が必要だと思うか聞いてみた。

Q.男性が働き続けるうえで、必要だと思う制度を教えて下さい。また、その制度が必要だと思う理由を教えて下さい

■リフレッシュ休暇
・「リフレッシュ休暇: 男性は精神的に疲れすぎ」(47歳女性/学校・教育関連/専門職)
・「リフレッシュ休暇: 心身病む前に、無理やりにでも休みを取らせる制度が必要」(36歳女性/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)
・「リフレッシュ休暇: 気分転換になるし、普段行けない海外旅行なども行けるから」(38歳女性/情報・IT/クリエイティブ職)
・「特別連続休暇: モチベーションのために」(31歳女性/金融・証券/事務系専門職)

■有給の確保
・「有休をすべてとれる制度: なかなかとれにくいと思うので……しっかり休暇することも大切だと思う」(32歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「有休を適度に取得できる制度: 適度に心と体を休めながらでないと、長く続かないから」(33歳男性/小売店/事務系専門職)
・「有給にもっと柔軟性を持たせる: 面倒だから取らない、といった話を結構耳にするので」(35歳男性/金属・鉄鋼・化学/その他)
・「取りやすい休暇と安定した給料: 休みは何かあった時にとりやすい方が給料面より助かると思う」(25歳男性/情報・IT/技術職)

■身体と心のケア
・「健康診断: 体が資本なので」(49歳男性/電機/技術職)
・「健康と精神面でのサポートする制度: ストレスで長期労働が困難になることがあるから」(28歳女性/ソフトウェア/技術職)
・「過労死防止の環境整備: 男だからと言ってこき使われることがあると思うから」(26歳女性/情報・IT/事務系専門職)
・「会社内にジムを設けたり、近所のジムが安く使えたりするもの: 食事面だけでなく運動面でも体調管理をしてあげるべきだと思うから」(26歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

■給与に関する制度
・「基本給の維持: 家庭を養わなければならないから」(33歳男性/機械・精密機器/事務系専門職)
・「給料のベースアップ: 歳をとるとお金が必要なので、能力がなくてもある程度の昇給は必要」(34歳男性/商社・卸/営業職)
・「家族を養える給料の保証: 給料が少ないから結婚や子作りに躊躇する人が多いと思う」(31歳女性/医薬品・化粧品/営業職)
・「昇給昇格とかのモチベーションが上がるもの: なかったら働く意欲がなくなる」(43歳男性/自動車関連/技術職)
・「退職金: 老後の生活資金」(47歳男性/医療・福祉/専門職)
・「退職金制度: 目標になるから」(29歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

■雇用の安定
・「雇用の安定に関する施策: 働き続ける上で重要だから」(50歳以上男性/その他/事務系専門職)
・「終身雇用: くびにならないから」(34歳女性/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「終身雇用: 安心して働きたい」(34歳男性/金融・証券/営業職)
・「リストラしない: 転職は大変なので」(33歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「希望者全員が正社員になれる: 結婚・出産が増えないから」(36歳女性/ソフトウェア/技術職)
・「がんばり次第で必ず出世できる: 大事なのは向上心だから」(28歳男性/情報・IT/技術職)

■ボーナスや手当・保障
・「各種手当、ボーナス: 成果が認められ、自尊心が満たされると働き続けられるのではないかと思うから」(26歳女性/医薬品・化粧品/技術職)
・「家族手当: 頑張ろうという気にさせてくれる」(35歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)
・「育児手当の増額: 子供を産めば産むほど給料が増えるならモチベーションもあがると思うから」(27歳女性/金融・証券/事務系専門職)
・「子供が就学中の間は会社からも手当を出す: 会社からもこども手当が出れば少子化を食い止めることに寄与するのではないか」(26歳男性/その他/その他)
・「扶養手当: 家庭を持ったとき、それに対する手当が必要だから」(28歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)

■残業に関する制度
・「残業を月30時間以内にする制度: 残業が多すぎると体が疲弊して長い間働き続けることができなくなると思うから」(24歳女性/印刷・紙パルプ/事務系専門職)
・「残業禁止: 命令形にでもして辞めさせないと、早く帰らないだろうから」(30歳女性/学校・教育関連/専門職)
・「残業なし: アフター5は自分の時間に使う」(47歳男性/学校・教育関連/その他)

■育児休業
・「育児休業ですかね: 子供と過ごせるので」(31歳男性/情報・IT/技術職)
・「育休: 育休を認めているとはいえ、実際に数か月単位で取得している人は少ないと感じるから」(33歳女性/医薬品・化粧品/技術職)
・「育児休業の義務化: 先進国で男の育児休業をバカにしているのは日本ぐらいだから」(32歳男性/食品・飲料/技術職)
・「強制的に育児休業を取らせる制度: 男性の育児休業取得にまだ否定的な風潮が強いので強制にすればいい」(33歳男性/医療・福祉/専門職)

■家族のための休暇
・「介護や育児休業: 男女関係なく、介護や育児を担うことが求められるから」(24歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「寝たきりの両親の介護を負担してくれて、働ける仕組みが必要: 実際、そのせいでやめる人が何人もいるから」(50歳以上男性/電機/技術職)
・「家事休暇: 男性も家事をする必要があると思うから」(31歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「家庭の事情での休暇を取りやすくする: 家庭を顧みず、仕事ばかりになってしまいがちだから」(30歳女性/商社・卸/事務系専門職)
・「配偶者出産休業: 配偶者が出産するとき家事をやる人がいないので必要である」(50歳以上男性/団体・公益法人・官公庁/技術職)

■フレックス制・時短制度
・「フレックス制度: 家庭の用事で遅れること、早く帰ることもあるだろうから」(42歳女性/警備・メンテナンス/販売職・サービス系)
・「フレックス制度: 自分のペースで働けるから」(26歳女性/食品・飲料/技術職)
・「時間に縛られない制度: 男性も家事などがあるから」(32歳女性/その他/事務系専門職)
・「時短制度: いざ育児となったときにサポートできるようにする為」(27歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)

■総評
男性が働き続けるために必要な制度とは……。アンケートでは、働きすぎな男性の心身の健康を気づかう回答が並んだ。

まず「リフレッシュ休暇」「長期休暇」をとるべきという意見。「たまには休むことも必要」「気分転換になり、モチベーションアップにつながる」「自分のキャリアを見つめ直す期間になる」とメリットが述べられ、会社や仕事から離れる時間を強制的に作るべきという声が寄せられた。「男性は休みづらい環境にある」というのは共通認識のようだ。

同様に、有給休暇を「もっと取りやすいように」することが必要という声も多かった。有給制度はあっても「全く使っていない」という男性が多いのも事実だ。また体が資本なので「健康診断」や「ジム利用制度」などを充実させるべき、という意見、過労死防止の環境整備、なんて回答もあった。こういった福利厚生を充実させることが、結局長く働き続けるために必要、という考えは心からうなづける。

お金に関する意見も目立っていた。「基本給の維持」「昇給制度」「退職金制度」など、経済的にも精神的にも安定した状態で長く働くことができる最低限の保証が求められていた。「終身雇用制度」を挙げる人も何名かおり、この"安定した環境"というのが男性にとっては非常に重要な要素になっていた。また「家族を養う」という意識が強い男性ならでは、「子ども手当」「扶養手当」「家族手当」の充実を望む声もあった。

家族のため・子どものために休暇を取るべき、家事もやるべきと考える男性も増えているようだ。「男性の育児休業」「介護休暇」「家事休暇」を整備すべき、という声も男女問わず寄せられた。特に、介護の問題は深刻で「独身男性で親の介護をする人もいる」「寝たきりの親の介護で辞める人が何人もいる」という現状も報告されていた。

適度なリフレッシュで心身を健康に保つ、給料や昇進の面で先行きに不安がない環境を作る、時には家族をサポートして家庭円満に励む……。どうやら、この3つが男性が元気で働き続けるためには不可欠な要素のようだ。

調査時期: 2015年11月20日~11月22日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性131名 女性169名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート