FC東京が4年ぶりACL本戦進出…クラブ最多得点の9発大勝で公式戦初戦を飾る

得点を喜ぶ前田(左)、ハ・デソン(中央)、東(右) [写真]=兼子愼一郎

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフが9日に行われ、FC東京とチョンブリFC(タイ)が対戦した。

 FC東京は2015シーズンの明治安田生命J1リーグを4位で終え、ACLプレーオフへの出場権を獲得した。今季は約6年ぶりに城福浩監督が復帰。MF水沼宏太やDF駒野友一ら新戦力が加わった。一方、チョンブリはACL東地区予選ラウンド2回戦でヤンゴン・ユナイテッド(ミャンマー)を下してプレーオフに進出。昨季はプレーオフで柏レイソルに敗れたため、今季はそのリベンジを狙う。FC東京はスターティングメンバーにGK秋元陽太、駒野、MFハ・デソン、水沼、FW阿部拓馬の新加入選手5名を起用した。

 試合は開始早々からFC東京がペースを握ると、すぐさまスコアを動かす。6分、右CKから水沼がクロスを入れると、ニアに森重真人飛び込む。触れることはできなかったが、ボールは森重の後ろにポジションをとっていたロドリゴの足に当たってゴールイン。FC東京が早々に先制点を挙げた。

 続く9分、左サイド深い位置でボールを持った水沼がエリア内左の阿部へパス。阿部がカットインして右足シュートを放つと、これがGKタナチャイ・ヌーラーの股下を抜き、FC東京が追加点を奪った。

 チョンブリはほとんどシュートまで持ち込めないでいたが、意外な形でチャンスを得る。25分、秋元がパントキックの際にボールを持ったままペナルティエリアを出たとして、チョンブリにFKが与えられた。キッカーのレアンドロが右足で狙ったが、ここは壁に阻まれた。

 その後も試合はFC東京が一方的に攻める展開となる。31分、再び水沼の右CKから今度はフリーの丸山祐市がヘディングシュート。しかし、ここはDFがゴールライン上でクリアし、なんとか失点を免れた。

 続く34分、右サイドで水沼の浮かしたパスに抜けだした徳永悠平がエリア右横から折り返すと、ゴール前に走りこんだ東慶悟が右足で決め、3点差をつけた。前半はFC東京が大量リードを奪い、ハーフタイムを迎えた。

 後半の立ち上がり、FC東京が立て続けに追加点を奪う。54分、森重からのロングパスに反応した東が、エリア内左に抜け出して切り返しから横パスを選択。これを中央でフリーの前田遼一が左足でゴール左隅に流し込んだ。

 さらに55分、左サイドの駒野がクロスを供給。エリア内の米本拓司がヘディングで合わせると、シュートはゴール右隅に吸い込まれた。リードを5点に広げたFC東京は直後の56分に東を下げて、河野広貴を投入した。

 62分、右サイドを駆け上がった徳永がエリア右からクロスを入れると、ファーサイドから走りこんだ水沼がダイレクトボレーで合わせ、さらに追加点を奪った。続く73分、左サイドでボールを受けた水沼が切り返して右足でクロスを入れると、河野が左足ボレーで合わせて7点目を決めた。

 試合終盤の84分、エリア手前右でボールを持った途中出場の羽生直剛がスルーパスを送ると、クリアを試みたチョンラティットが右足で自陣ゴールに押し込んでしまい、8点目が決まった。さらに後半アディショナルタイム2分には河野が自ら得たPKを沈め、9点目を奪った。9ゴールは2014年7月の天皇杯2回戦ブラウブリッツ秋田戦で記録した8-0のスコアを超え、FC東京にとってのクラブ最多得点記録となった。

 このままFC東京が9-0でチョンブリを下し、4年ぶりのACL本戦出場を決めた。

 本戦出場を決めたFC東京は、全北現代(韓国)、江蘇蘇寧(中国)、ビンズオン(ベトナム)と同組のグループEに入る。初戦は23日にアウェーで行われる全北現代戦となる。

【スコア】
FC東京 9-0 チョンブリFC

【得点者】
1-0 6分 オウンゴール(ロドリゴ)(FC東京)
2-0 9分 阿部拓馬(FC東京)
3-0 34分 東慶悟(FC東京)
4-0 54分 前田遼一(FC東京)
5-0 55分 米本拓司(FC東京)
6-0 62分 水沼宏太(FC東京)
7-0 73分 河野広貴(FC東京)
8-0 84分 オウンゴール(チョンラティット)(FC東京)
9-0 90+2分 河野広貴(PK)(FC東京)


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