俳優の小池徹平と三浦春馬が、7月21日から東京・新国立劇場ほかで上演されるブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』でダブル主演を務めることが9日、明らかになった。同作は、2005年公開のイギリス映画を2013年にミュージカル化した作品。トニー賞最多となる13部門にノミネートされ、作品賞、オリジナル楽曲賞(シンディ・ローパー)など6部門を受賞した。

ミュージカル「キンキーブーツ」出演の小池徹平(左)、三浦春馬

『デスノート The Musical』のL役が話題となった小池は、経営不振となった靴工場の跡取り息子・チャーリー役に決定。ブロードウェイミュージカル初挑戦の三浦は、靴工場を再生させるきっかけとなったドラァグクイーン・ローラ役となった。「2013年夏、ブロードウェイで観劇し、強く憧れた役を演じることができ、とてもうれしく思います」と語る三浦は、ニューヨークにわたってボーカルレッスンを受け、楽曲を担当したシンディ・ローパーから直接アドバイスをもらったという。

三浦が演じるドラァグクイーン・ローラ

また、日本版演出協力・上演台本には岸谷五朗が関わる。三浦はこれまでに地球ゴージャス『星の大地に降る涙』(2009年)、『海盗セブン』(2012年)などに出演しており、岸谷とのタッグはおなじみに。小池は「楽曲もすてきで、岸谷さんと初めてご一緒できることもすごく楽しみです」と語った。

ヒロインのローレン役には『ミス・サイゴン』『RENT』などの作品で活躍するソニンが決定。舞台での活動も増えている歌手の玉置成実など、オーディションによるキャストが集結した。

Kinky Bootsブロードウェイプロデューサーの川名康浩氏は「本作が世界に向けて伝えてきたのは、"You change the world when you change your mind! (あなたの心を変えた時、あなたは世界を変えられる)"。小池徹平さん、三浦春馬さんには、日本のチャーリー、ローラとして、この大切なメッセージを日本の皆さんの心にしっかりと届けてくれるよう期待しています。』とコメントを寄せた。

東京公演は2016年7月21日(木)から8月6日(土)まで新国立劇場 中劇場で、大阪公演は8月13日(土)から8月22日(月)までオリックス劇場で行われる。価格はS席1万3,500円、A席1万2,000円。