ネットギアジャパンは2月9日、家庭内ネットワークにおけるマルチメディアデータの配信に最適なネットワークストレージ「ReadyNAS 212」と「ReadyNAS 214」(ReadyNAS210 シリーズ)を、2月中旬より販売開始すると発表した。

ReadyNAS210 シリーズは、家庭内のネットワークに接続して、PCやMac、スマートフォンなどのデータをバックアップしたり、マルチメディアデータを再生デバイスに配信したりするためのNAS。「ReadyNAS212」は、SATA 規格のハードディスクを2台、「ReadyNAS214」は4台搭載可能。

左から、「ReadyNAS 212」、「ReadyNAS 214」

CPUはARM Cortex A15 クアッドコア 1.4GHzを採用、メモリは2GB搭載しているため、複数デバイスからのマルチメディアデータの配信要求に遅延なく対処できる(1080p HD 映像対応)。

また、受信デバイスの処理性能に合わせて自動的にデータ容量を変更(トランスコーディング)して配信するため、性能の低いデバイスでも遅延なく再生が可能となっている。

2基搭載したギガビットポートを束ねることで(チーミング、リンクアグリゲーション)、最大2ギガビットの通信を実現し、遅延なく配信する。

ReadyNAS210 シリーズのマルチメディアデータ配信の仕組み

利用する端末にクラウドベースのポータル「ReadyCLOUD」のアプリをインストールすれば、外出先からもReadyNASに保存したデータへ安全にアクセスすることが可能。

両製品は、「複数台のハードディスクの組み合わせによるRAID ボリューム」「回数の上限なく実施可能なスナップショット機能」「アンチウィルス・ソフトウェア」「ビットロット・プロテクション」「ReadyNAS リプリケート」によって、データを保護する。

価格は、「ReadyNAS 212」が10万8000円、「ReadyNAS 214」が14万400円となっている(いずれも税込み)。