GMO NIKKOは2月8日、同社の「GMOプライベートDMP」において、Googleが提供するDSP「DoubleClick Bid Manager 」とのCookie Sync方式による連携を、2月10日より開始すると発表した。

この連携により、「GMOプライベートDMP」を利用している企業は、同サービスで統合・管理しているユーザーに関するさまざまなデータ(属性、Web行動履歴、購入履歴など)を「DoubleClick Bid Manager 」へ同期でき、オーディエンス拡張配信などに活用できるようになる。

「GMOプライベートDMP」と「DoubleClick Bid Manager 」の連携イメージ

「GMOプライベートDMP」は、ユーザー属性やWeb行動履歴など、企業が保有するデータを集約・統合し、その統合データを分析することで、ユーザーセグメントを作成できるサービス。「DoubleClick Bid Manager 」は、Googleのノウハウに基づいた独自の最適化技術によって作られたプラットフォーム。何十億ものインプレッションに対して、最適な広告を適切なタイミングで配信することを可能としている。

従来の連携方法では、セグメントを設定した後、広告配信を行うまでにデータを蓄積する期間を設ける必要があったが、Cookie Syncによる連携では、DSPの持つCookie情報と「GMOプライベートDMP」のセグメントデータを過去にさかのぼって同期することができることから、セグメント作成後、すぐにDSPを通じて広告配信でき、マーケティング実施までの時間を大幅に短縮するほか、より精度の高いターゲティングを行うことが可能だとしている。

また、「GMOプライベートDMP」を活用して作成したセグメントを「DoubleClick Bid Manager 」に連携し、オーディエンス拡張配信を行うことで、購入頻度が高いなどロイヤリティの高いユーザーと行動や属性が類似しているユーザーを見つけ出し、見込み顧客として広告を配信することが可能となる。