斎藤工「テレビ東京さんの勇気には本当に感謝しきれない」

 

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今やメディアで顔を見かけない日がない斎藤工が、初めて単独でゴールデンの連ドラ主演を飾った作品こそが『最上の命医』(2011年1月クール)。その続編『最上の命医2016』が2月10日、夜9時から放送される。

「5年前、主演の経験どころか知名度だってお世辞にもあるとは言えない僕に、なんでテレビ東京さんは白羽の矢を立ててくださったのか。その勇気は、本当に感謝しきれない。続編という形で帰ってこられたらいいなと、当時から思っていました」

医療訴訟に経営の合理化……リスクばかりで儲けにならないと閉鎖されていた小児外科だったが、西條命(斎藤工)は全身全霊で困難な手術に挑み、助からないとあきらめかけられた小さな命に奇跡を起こし続けた。

「今日どうしてもお伝えしなきゃと思っていたんですけど、『最上の命医』は放送終了後もホームページが残っていて。その掲示板にはこの5年間、ずっとメッセージが書き込まれているんです」

苦しいときに見ては自らを奮い立たせ、そして“西條命”として書き込もうとしたことは何度もあったという。

「俳優の僕に対してのメッセージというより、作品の真意を受け取ってくださった方たちが、誠実な思いで“続編を希望します”と書いてくださったり。この作品に出会ったことで医者を目指した方が、その過程を書き込んでくださっていたり。今年の春、本当に小児科医になられる方もいるんです。本当にこの作品に関われてよかったなと思っていました。そして、その方たちにやっとお礼ができる」

続編が放送されることが最初に伝えられたのは、テレビでも新聞でもなく、この掲示板。“西條命”からの感謝が込められたメッセージだった。

「連ドラでは、ステージⅣの肝臓がんに侵されて死を覚悟した命が、希望を見いだすところで終わりました。今回は、アメリカでがんを治癒させた命の帰国から物語は再び動き出します。命が紡がれたことで“小さな命を救う”という使命感はさらに倍増しています。

いつ、いかなる時も、誰と対峙しても、優先順位が変わらない。でも腹がすわった人間って相手からしたら、時として脅威。優柔不断な自分と比べてしまうと、演じるうえでしんどい部分はありましたね(笑い)」

撮影/伊藤和幸


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