Microsoftは2016年2月5日(現地時間)、ドメインに参加しているWindows 7およびWindows 8.1に対するWindows 10へのアップグレードを、まもなく開始することを公式ブログで発表した。同社は2015年7月29日からWindows 10無償アップグレードを開始していたが、ドメインに参加する各Windows OSへの「Windows 10を入手(GWX)」を配布していなかった。

本計画は2016年1月13日(現地時間)に「小規模事業者や小規模組織の顧客から、Windows 10への無償アップグレードを容易にする要望が多かった」との理由でGWXアプリケーションを同事業者や同組織に配布することを発表していたが、今回のアナウンスにより、同アプリケーションが近日中に配布されることが明白となった。

Microsoft Partner Solutions AdvisorのRob Waggoner氏は、アップグレードを望まないユーザーに対してKB3080351の適用を推奨し、新規インストールを求めるユーザーに対しては、Windows 7およびWindows 8.1のプロダクトキーが使用できることを強調している。このアクティベーションロジックはWindows 10 November Update(ビルド10586)から用意された。

Windows 7およびWindows 8.1からの無償アップグレードは、2016年7月29日までとなる。

「Windows 10を入手」が稼働すると現れるポップアップウィンドウ(公式ブログより)

阿久津良和(Cactus)