河出書房新社は、297点もの"塗り絵"が一堂に展示される『第10回「大人の塗り絵コンテスト」展覧会』を東京と大阪にて開催する。東京展の日程は、2月22日~28日 10:00~19:30(最終日18:00まで)。会場は、東京都・渋谷の「Bunkamuraギャラリー」。大阪展の日程は、3月18日~27日(10:00~18:00(最終日17:00まで)。会場は兵庫県・西宮北口の「西宮市立北口ギャラリー」。東京展、大阪展ともに入場無料。

第10回大人の塗り絵コンテスト入賞作品。 元はピーターラビットの下絵を不思議の国のアリスの世界をイメージしてアレンジしたもの。

第10回大人の塗り絵コンテスト入賞作品。作者は82歳

同展は、2005年から毎年開催されている「大人の塗り絵コンテスト」 に入賞した297作品が展示される展覧会。昨年より"大人の塗り絵"がブームとなっていることもあり、今回のコンテストでは応募数が急増し、前年を1,500点以上も上回る6,768点もの作品が集まったという。

また、東京展の開催初日となる2月20日 10:30より、大阪展では開催2日目の3月19日 11:00より、オープニングセレモニー・表彰式が開催される予定となっている。

大人の塗り絵コンテスト入選作品より。同じ下絵でこんなに違う

なお、河出書房新社は現在の"大人の塗り絵ブーム"について、昨年7月に日本認知症予防学会医師が「誰でも今日から始められる認知症予防として、大人の塗り絵は効果的」とテレビで発言したことで、高齢者中心に始まったとしている。また、たまたま同時期に、フランス発のコロリアージュ(フランス語でColoring=塗り絵の意)がリラックス・癒やし目的で若い女性中心に世界的に流行していたことや、フィギュアスケートの浅田真央選手が熱中していると発言するなど複数の要因が重なったことで、年齢を問わず、幅広い層で愛好者が急増したと見ている。同社では、関連書籍の売上も爆発的に伸び、 現在は昨年のほぼ5倍の販売数まで増加しているとのことだ。