オリ・柵なしのゾーンも--「ときわ動物園」が"生息環境展示"にリニューアル

  [2016/02/07]

ときわ公園(山口県宇部市)の動物園ゾーン「ときわ動物園」は3月19日、5つのゾーン全ての完成とともに全園グランドオープンを迎える。

シロテテナガザルの親子

「ときわ動物園」は、野生動物生息地の環境を園内に再現することで、動物が本来の行動を発揮できるようにした「生息環境展示」を特徴としている。2015年3月に先行リニューアルオープンした「アジアの森林ゾーン」「学習施設ゾーン」に、3月19日からは「中南米の水辺ゾーン」「アフリカの丘陵・マダガスカルゾーン」「山口宇部の自然ゾーン」を加えた5つのゾーンで構成される。

グランドオープン後の「中南米の水辺ゾーン」では、アマゾン川流域とパンタナール湿原の風景を再現し、同エリアに生息する独自に進化した動物を展示する。同エリアでは、実際に川をイカダで渡って浮島に上陸し、アマゾン川の浮島で樹上生活を送るコモンリスザルの姿を見学可能。湿原に住むカピバラとジェフロイクモザルを同時展示する。人が通る歩道にも木々が配置されているため、頭上にフサオマキザルが現れることもあり、普段は見られない角度から動物を見学することもできるという。

樹上生活を送るコモンリスザル

湿原に生息するジェフロイクモザル

フサオマキザルが頭上に現れることも

「アフリカの丘陵・マダガスカルゾーン」では、世界で最も速く走るサル・パタスモンキーなどを見学可能。草原を駆けるパタスモンキーと、岩場のミーアキャットは同じ空間から観察できるようになっている。半砂漠有棘林に生息するワオキツネザルと降雨林のエリマキキツネザルも展示しており、両種はそれぞれ、川を挟んだ別エリアに生息。それぞれの環境に適応して暮らす様子を見学できる。

世界で最も速く走るサル・パタスモンキー

半砂漠有棘林に生息するワオキツネザル

降雨林に棲むエリマキキツネザル

「アジアの森林ゾーン」では、国内最多の飼育数(13頭 / 2015年12月末時点)となるシロテテナガザルを展示している。同種には"水を怖がり、泳げない"という性質があるため、オリや柵を一切使わず、水堀で区切られた島で動物を飼養する「水モート(水ほり)展示」を行っている。本物の常緑高木や落葉高木を利用することで、樹高10m付近で活発に枝渡りする様子を見学可能としたほか、多くの倒木も配置されているため、活発な樹上行動も観察可能となっている。

ほかにも同園では、シロテテナガザルと同じく、潜水能力を持つボンネットモンキーも国内最多飼育頭数(46頭 / 2015年12月末時点)の群れで飼養している。水場を設けた上で、国内初となるコツメカワウソとの同居展示を行っており、水中・陸上両方において互いを意識した関係も観察できるとのこと。同園によると、好奇心旺盛な若いサルがふざけてコツメカワウソを触り、それにコツメカワウソが怒ってサルが逃げ出すといった場面も見られることがあるという。

ボンネットモンキーとコツメカワウソの同居展示も

同園のグランドオープン日時は、3月19日の12:00~。開園時間は9:30~17:00(春休み・夏休み期間などは9:00~)で、休園日は火曜日となる。入園料は、一般500円、中学生以下200円、70歳以上250円(いずれも税込)。

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