マエケンが抜けた広島 “キクマル”の復活がカギを握る?

 

チームを引っ張る活躍が期待される広島の菊池涼介(左)、丸佳浩(右)

◆ 打率.249に低迷した丸 休日返上でトレーニング

 広島の前田健太が、ポスティングシステムを利用してドジャースへ移籍。長年エースとして、チームを引っ張った前田が抜けたのは痛い。投手陣の底上げが上位進出へ必要不可欠だが、今季はそれを援護する打線の奮起が重要になってくる。

 その中でも、丸佳浩、菊池涼介の“キクマル”コンビの活躍がカギを握りそうだ。14年は、丸、菊池ともに打率3割を超え、2年連続Aクラス入りに大きく貢献した。昨季は、メジャーでプレーしていた黒田博樹が8年ぶりに復帰し、リーグ優勝の機運が高まったが、2人は揃って打撃不振。チームはリーグ優勝どころかAクラスも逃し、4位に終わった。

 丸は本塁打と打点ともに、14年とほぼ変わらない数字だったが、打率は14年の.310から.249に大きく下げた。得点圏打率も.198とチャンスで1本が打てず。さらに三振の数は、14年の95から143に増え、リーグワーストを記録。四球は2年連続でリーグ1位の数を選んだが、総合的に見ると悔しいシーズンとなった。

 今季は、昨季のような成績では許されないことを自覚している。昨秋のキャンプに打撃フォーム改造し、オフは年末年始も無休で練習を行った。キャンプが始まってからも、初の休日となった5日に、トレーニングを積むなど、今季に懸ける思いは強い。

◆ 14年は打率.325も…昨年は両膝の靭帯を痛める

 菊池は12年にプロ入り後、13年に二塁手のレギュラーを獲得。14年には打率.325をマークし、年々打率を上げていたが、昨年は打率.254と低迷。2年連続全試合出場を果たしたが、5月に両膝の靭帯を痛めるなど、不本意なシーズンに終わった。

 それでも、ケガしたことで、犠打や右打ちの技術を磨き、初球から積極的に打つだけでなく、球を見極めるようになった。オフはリハビリを中心に取り組んだこともあり、キャンプでは通常メニューをこなしている。今季は昨季の経験を活かし、グラウンドで大暴れしたい。

 昨年はリーグ3位のチーム得点数(506点)だったが、数字以上に得点を奪えていなかった印象だ。前田が抜けた今季、投手陣の苦戦が予想される。それだけに、打線の中心である“キクマル”がチームを引っ張る働きが求められる。

【丸佳浩と菊池涼介の昨季成績】
丸佳浩
143試 率.249 本19 点63

菊池涼介
143試 率.254 本8 点32


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