AKB48の初代総監督で、4月8日に卒業する高橋みなみ(24)が6日、テレビ東京系『田勢康弘の週刊ニュース新書』(毎週土曜11:30~12:05)に生出演。高橋流のスピーチ術について語った。

AKB48の高橋みなみ

番組では、高橋が著書『リーダー論』(講談社)に記している"スピーチ7か条"を紹介。その中の一つ「太文字になる言葉をイメージ」について、高橋は「少年漫画が好きなんですけど、少年漫画でも"海賊王におれはなる"とか、太字になる言葉は人の心に突き刺さる」と話し、「そういう太文字を想像して、この言葉ならきっと残るという言葉をまず決めています」と明かした。

そして、AKB48選抜総選挙のスピーチで語った「努力は必ず報われる。私高橋みなみの人生をもって証明します」という名言について聞かれると、「この言葉だけはナチュラルに出てきた」と返答。「なかなかAKBが光を浴びれない時代で、どうしたら女性グループの中で目立っていけるか悩んでいた時で、総選挙で立った時に思わず言葉に出た」と振り返った。

また、この名言により「首を絞められたこともあった」と告白。「私は、そのあとの『人生をもって証明します』という言葉を伝えたかった。努力はなかなか報われるものじゃないけど、やるからこそ何かスタートラインに立てて、何か一歩踏み出せるというのを伝えたかった」と言葉に込めた思いを説明した上で、「『努力は必ず報われる』という言葉だけが独り歩きしてしまい、ファンの方に『努力ってそんなに報われないですよ』と言われたりもしてきた」と打ち明けた。そして、「太文字になる言葉は覚悟を持って言わなきゃいけないなと思いました」と続けた。