ラスベガス公演に復帰したセリーヌ・ディオン(右)(C)BANG Media International

先月、夫のレネ・アンジェリルさんを亡くしたセリーヌ・ディオンが、ラスベガス公演に復帰した。

長年に渡る咽喉がんの闘病生活の末、先月にレネさんが他界したことでシーザーズ・パレスのザ・コロッセオでの常設公演をキャンセルしていたセリーヌだが、夫の想いを引き継ぐためにステージへと復帰した。セリーヌは観客に「ここは私の第2の故郷のようなものです。そうはいっても、自宅ではすっかりリラックスできるはずなのに、ここで今リラックスできるかと言えばそれは分かりません」「この部屋には愛を感じるんです。夫の強さと温かみがみなさんに映し出されているんです。レネはいつも私たちを信じてくれた最高の人たちと一緒にいられるよう、私の代わりに一生懸命尽力してくれたんです」とその胸中を明かした。

そして最後に、「私たちの家族を代表して、私の愛する人への美しい追悼となる今夜に私たちと一緒にいてくださることにお礼を申し上げます。レネ、愛しているわ。ありがとうございます。おやすみなさい」と締めくくり、ステージを去った。

そんなセリーヌは先日にも、ファンに向けてメッセージ。「私と家族たちはここ数日間に渡って私たちを支えてくれた多くの人たちからのあふれんばかりの愛情と応援に心から感激しています。皆さんのレネへの愛情や祈り、思いやりの心はこの難しい時期において皆さんが思っている以上にとても私たちの助けとなっています。心からお礼申し上げます」と感謝の思いを伝えていた。

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