2月4日(現地時間)、MicrosoftはWindowsストアの最新動向を発表した。同社はこの4半期を振り返り、カテゴリー別ではゲームが支配的に多いものの、カテゴリー構成で見るとナビゲーション&地図系アプリケーションが増加していると分析する。

2015年7月末のWindows 10無償アップグレード開始以降、Windowsストアは再び注目を集めるオンラインストアとなったが、MicrosoftのBernardo Zamora氏は「Windows 8.x用がストアの大半を占めているが、Windows 10用はダウンロード回数とボリュームの合計で急成長している」と語った。

肝心の市場規模については明言していないが、各国市場ごとにまとめた有償アプリケーションのトランザクション総数を見ると、米国が36パーセント、イギリス、ドイツ、フランスが25パーセント。日本はその他に含まれている。

各国市場における有料アプリケーションのトランザクション割合

Zamora氏はストア利用者の使用言語にも言及し、ロシア語は4位に上昇し、中国語は9位に低下していることを明らかにした。また、増加傾向にある言語として、スペイン語やポルトガル語、ロシア語、ヒンディー語、そしてイタリア語は過去の4半期と比べても増加傾向にあるという。

ダウンロード数で分類したストア利用者の使用言語割合

興味深いのは収益化オプション(アプリケーション購入やアプリケーション内購入、もしくはアプリケーション内広告)に関するデータだ。アプリケーション購入は全体売り上げ高の14パーセントに留まるが、広告収益は37パーセント、そしてアプリケーション内広告は49パーセントとトップを誇る。これらのことからWindowsストアで自社アプリケーションやゲームタイトルをリリースする際の収益モデルを想定できるだろう。Zamora氏も「アプリケーション内購入はもっとも重要なソース。特にゲーム分野で顕著だ」と語る。

開発者に支払われる収益化オプションの内訳

特にアプリケーション内購入が多いゲーム分野

阿久津良和(Cactus)