2月26日にNHK大阪ホールで開催される『第46回NHK上方漫才コンテスト』の本戦出場者の発表会見が3日、大阪市内の同局で行われた。

『第46回NHK上方漫才コンテスト』の本戦に出場を決めた(前列左から)アインシュタイン、トット、バンビーノ、(後列左から)プリマ旦那、ミキ、ゆりやんレトリィバァ

149組がエントリーした予選会を勝ち抜き、本戦進出を決めたのは、アインシュタイン、トット、バンビーノ、プリマ旦那、ミキ、ゆりやんレトリィバァ。本戦ではこの6組がA、Bの2ブロックに分かれて1回戦を戦い、それぞれのブロックから勝ち上がった2組が優勝をかけた決勝戦で火花を散らす。会見では併せてブロック分け抽選会も行われ、【Aブロック】1.プリマ旦那 2.ミキ 3.バンビーノ、【Bブロック】1.トット 2.アインシュタイン 3.ゆりやんレトリィバァ の組み合わせに決まった。

『キングオブコント2015』で準優勝に輝いたバンビーノは、昨年に引き続き2回目の本戦出場。前回は定評のあるコントで勝負をかけるも優勝を逃したリベンジをかけ、今回は予選会から「漫才」に挑んでいるという。石山は「『予選に漫才で出た』とマネージャーに伝えたら、『ま、漫才で!?』と本気で驚かれました(笑)。去年とは違う新しい一面を見せたい」と意気込んだ。また、Aブロックで戦うプリマ旦那、ミキが、デビュー以来漫才に取り組み続けている2組であることから「胸を借りるつもりで戦いたい」と抱負を。その一方、相方の藤田は「前回は動物のコントで顔がマスクで隠れていましたが、漫才はちゃんと顔が出るので最高です。満足このうえないです!」とコメントし、「そこ? 低いですね満足度が(笑)」と石山にツッコまれていた。

同コンテストでは、西川きよし、桂文珍ら6名の審査員による投票に加え、インターネットなどを使った視聴者投票も行われ、勝敗を左右する大きな鍵となる。これを受け、昨年末に入籍していたことを先ごろ発表したプリマ旦那・河野は「ご祝儀だと思って、1票入れてください!」とカメラを真っ直ぐに見据えながら視聴者に必死のアピールを。相方の野村も「まだ子どもが生まれる予定はないですが、賞金を赤ちゃんのミルク代に!」と情に訴える作戦で笑いを誘った。

また先月11日、『第1回上方漫才協会大賞』を受賞したアインシュタインは、稲田が「受賞以来、吉本の社員さんに会うたびに『頼むぞ!』とプレッシャーがすごい。なんとしても優勝しないと、吉本に戻れないんじゃないかと」と負けられない戦いであることを告白した。さらに、「数年前、好きだった女性を多田さんに奪われたことがある」と同じブロックで戦うトットの多田との遺恨を突然暴露。「あのときの屈辱を晴らすためにトットさんには勝ちたい。もう優勝とかはどうでもいいんですよっ!」と破れかぶれの勝利宣言をぶち上げ、多田を「(記事に)書かれるやろ!」と慌てさせていた。

なお、『第46回NHK上方漫才コンテスト』は2月26日(19:30~)にNHK総合テレビ(関西地域のみ)で生放送。司会は千原兄弟、吉岡里帆が務める。