存在意義を問われる時も? 「打てる投手」不在のセリーグ

  [2016/02/03]

存在意義を問われる時も? 「打てる投手」不在のセリーグ

2桁安打は前田のみ
 NPBではセリーグは投手が打席に立つ。その一方でDH制を導入しているパリーグでは交流戦を除いて投手が打席に立つ機会はほとんどない。
 国際大会などではDH制を採用するケースが大半だ。
 しかし、投手がチャンスで打席に立って、予想外の得点が入るのも野球の魅力だという見方もある。

 さて昨年のセリーグ投手の打撃成績を見てみよう。安打数10傑。

1位 前田健太(広島)62打数12安打1本塁打5打点 打率.194

2位 クリス・ジョンソン(広島)60打数9安打0本塁打1打点 打率.150

3位 藤浪晋太郎(阪神)57打数8安打0本塁打6打点 打率.140

4位 石川雅規(ヤクルト)38打数7安打0本塁打1打点 打率.184

5位 マイルズ・マイコラス(巨人)49打数7安打0本塁打3打点 打率.143

   能見篤史(阪神)54打数7安打0本塁打2打点 打率.130

   大野雄大(中日)62打数7安打0本塁打2打点 打率.113

8位 ラウル・バルデス(中日)45打数6安打0本塁打2打点 打率.133

9位 小川泰弘(ヤクルト)46打数5安打1本塁打4打点 打率.109

   岩田稔(阪神)54打数5安打0本塁打3打点 打率.093

  ランディ・メッセンジャー(阪神)52打数5安打0本塁打1打点 打率.096

  なおパリーグで安打を打った投手は9人だけ。
  複数安打を打ったのはソフトバンクの中田賢一だけだ(7打数3安打2打点 打率.429)。

  大谷翔平は、投手として出場している試合で打席に立ったのは1試合だけ。6月6日の阪神戦、3打席3三振だった。




過去には通算2桁本塁打の投手も
 かつては打率が2割を超えれば「打撃が良い投手」とされたが、昨年はいなかった。本塁打は前田健太、小川泰弘、館山昌平(ヤクルト)、ネイラー(中日)の各1本だけ。

 昭和の時代には通算35本塁打、打率.254の別所毅彦(南海、巨人)を筆頭に「打てる投手」がたくさんいた。
 平成に入っても桑田真澄(巨人)7本塁打、打率.216の通算成績を残したが、今は打席で期待が持てる投手は減少している。

 川上憲伸は通算8本塁打、現代では屈指の強打の投手だったが、所属が決まっていない。
 前田健太も8年連続で安打を打つなど、現代の投手としては打つほうだったが、今季はNPBにはいない。投手はますます「安全牌」になるのではないかと思われる。

 MLBでDH制を導入していないナリーグには77打数19安打5本塁打9打点 打率.247と野手顔負けの成績を上げたマディソン・バムガーナー(サンフランシスコジャイアンツ)を筆頭に2割打者が4人、二けた安打を打った投手が12人いる。

 それでもナリーグではDH制導入の動きがある。
 セリーグの投手陣も打席でもう少し成績を残していかなければ、その存在意義を問われる時が来るのではないだろうか。


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