ロックバンド・X JAPANが3日、ギタリストのPATAの緊急入院により、活動を一時的に休止することを発表した。

活動の一時休止を発表したX JAPAN(左からHEATH、PATA、YOSHIKI、ToshI、SUGIZO)

所属事務所によると、PATAは1月15日から都内の病院に緊急入院し、ICU(集中治療室)で治療を受けていたが、深刻な状況を脱し、小康状態を保っている。大腸憩室炎および門脈血栓症と診断され、点滴で栄養補給を行っているという。

この状況を受け、今年3月12日予定していたウェンブリー・アリーナ公演をはじめとする現在決まっているX JAPANの活動の一部を当面延期することが決定。ウェンブリーアリーナ公演は2017年3月4日を振替公演とし、新しいアルバム発売日に関しては状況を見ながら検討する予定としている。

リーダーのYOSHIKIは「悲しい気持ちで心がいっぱいです。言葉では表せないほど、ファンの皆さまを悲しませてしまって本当に申し訳ないと思っています」と心境を告白し、「"SHOW MUST GO ON"(ショーは続けなければならない)といつも口にしていますが、今はPATAの容態を見守ることしかできません。これ以上X JAPANに悲劇が起きないことを祈るばかりです」とコメント。「ファンのみなさんなくしてX JAPANはありません。今まで以上になく強くなって復活することを約束します」と誓った。

ヴォーカルのToshIは「ファンの皆さまには、ご心配、ご迷惑をおかけしてしまいましたこと、心よりおわび申し上げます。今後もXJAPANとして再びPATAと一緒に音楽活動ができることを楽しみにしております」とコメント。ベースのHEATHとヴァイオリン・ギターのSUGIZOもそれぞれ、「完全復帰の際には最高のサウンドを奏で、最高なステージを繰り広げてまいりますので、今後の活動にご期待ください」、「PATAさんのいないX JAPANはありえない。俺は待ち続けます」とPATA復活を願っている。