アマゾン ジャパンは1日、「和書および雑誌部門」における2015年の出版社別年間売上ランキング上位300社を発表した。

売上ランキング1位はKADOKAWA

同ランキングは、1年分(2015年1月1日~12月31日)のAmazon.co.jpにおける和書および雑誌の販売金額に基づいて集計(出荷金額で集計、金額は非公表)したもの。

調査の結果、1位となったのはKADOKAWAだった。2位には講談社、3位には集英社、4位には小学館、5位には学研プラスがランクイン。2015年の「和書および雑誌部門」では、上位300社の多くの出版社が売上伸長率2桁増を記録した。

上記の結果について同社は、「e託販売サービス」(アマゾン配送センターへの委託在庫を保管)を活用して直接取引を開始する出版社が拡大し、利用者のニーズに素早く対応できた出版社の売上増が目立ったと分析した。

そのうえで、「在庫が確実にある状況を作ることにより欠品率が低下し、機会損失を起こすことなく販売することができた。また、Amazonポイントを増やしたこともプラスの要因となった。2016年は直接取引など昨年行った取り組みをさらに強化していく」とコメントしている。