『ガールズ&パンツァー 劇場版』のメインビジュアル

2015年11月21日より公開されているアニメ映画『ガールズ&パンツァー 劇場版』が、1月30日に累計興行収入10億円を突破したことが明らかになった。

スタート時は77館と、決して大きくない規模での上映ながら、SNSで「ガルパンはいいぞ」というワードが流行するなど話題となっていた本作。公開22日で5億円、47日後で8億円とじわじわ記録を伸ばし続け、71日目にして大台の興収10億円に到達した。1月31日時点での累計観客動員数は71万8625人、累計興行収入は10億4921万9224円となっている。2月20日からは「4DX(R)」での上映も決定しており、さらなる記録更新も期待されている。

さらに2月5日には都内・新宿バルト9にて「『ガールズ&パンツァー 劇場版』ミリタリートークショー付上映会」を実施。イベントには、本作ではおなじみの名物プロデューサー・杉山潔氏をはじめ、鈴木貴昭氏(考証・スーパーバイザー)、岡部いさく氏(軍事評論家)、吉川和篤氏(イタリア軍研究家)、齋木伸生氏(フィンランド軍研究家)の参加が予定されている。チケット価格は2,000円(税込)で、新宿バルト9公式ホームページ「KINEZO EXPRESS」では2月2日0時から、同館の窓口販売では2月2日の劇場オープン時より発売となる(インターネット販売で残席がある場合のみ)。トークショーは普段の舞台あいさつより長めで、ミリタリー要素が強めの内容予定になるという。

また、2月21日にも同じく新宿バルト9にて、2015年11月3日によこすか芸術劇場にて行われた「オーケストラ・コンサート」のCDが2月10日に、Blu-rayが2月24日に発売されることを記念して「『ガールズ&パンツァー オーケストラ・コンサート ~Herbest Musikfest 2015~』 CD&BD発売記念イベント」を開催。声優の渕上舞(西住みほ役)、栗田博文(指揮者)、ChouCho(OP主題歌アーティスト)らが出演予定となっている。チケット価格は2,000円(税込)で、「KINEZO EXPRESS」では2月13日0時から、窓口販売では2月13日の劇場オープン時より発売となる(インターネット販売で残席がある場合のみ)。

『ガールズ&パンツァー』は、戦車を使った武道"戦車道"が華道や茶道と並んで大和撫子のたしなみとされている架空の世界を舞台とした作品で、「美少女×戦車」という異色の組み合わせが話題に。また主人公たちの通う学校が「大洗女子学園」という設定で、本作と茨城県・大洗町はさまざまなコラボレーションを幾度となく実施するなど現実世界とリンクしているほか、劇中に登場する戦車が実物を精密に再現していることから、アニメファンのみならずミリタリーファンを巻き込んで人気を博している。劇場アニメでは、学校の存続を懸けた第63回戦車道全国高校生大会を優勝で終えた主人公たちが立ち向かうことになる新たな戦いが描かれる。

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