京都府・上京区で北野天満宮所蔵の御神刀約40振を一斉公開-「髭切」も展示

京都府・上京区の北野天満宮宝物殿は、同宮が所蔵する御神刀約40振を一斉公開する特別展「学問の神・驚きの宝刀展」を開催している。会期は3月13日まで。開館時間は9:00~16:00。拝観料は梅苑・宝物殿共通割引で大人950円、中高生900円、小学生以下450円。

「刀剣乱舞」のキャラクター「髭切」がお出迎え。人気の撮影ポイントだ。

太刀「鬼切丸」。別名の「髭切」は罪人の首をはねた際、髭まで断つ切れ味の鋭さからついたといわれる。

菅原道真公の守刀と伝わる脇差「猫丸」。立て掛けたこの刀に猫が当たり、真二つに断たれたという。

同展は、北野天満宮が所蔵する御神刀、約80振のうちの半分を一斉公開するもの。そのほとんどが初公開で、刀剣と武具だけの特別展も初めての試みとなる。展示されているのは、「髭切」の別名を持つ「鬼切丸」、「恒次」、「助守」、「師光」、「国広」といった重要文化財5振を含む約40振。刀身と鞘に加えて、奉納者の記名や凝った装飾が施された木箱も添えられ、歴史資料としても美術品としても見ごたえのある内容となっている。

同宮に奉納されたこれらの刀剣は、戦国時代に武運長久を祈願したもの、刀工が技の上達を祈願したもののほか、御祭神菅原道真公の霊験で力を封じようと収められた魔剣や妖刀もあるといい、神職は「学問の神のイメージが強い北野天満宮が、80振もの刀剣を所蔵していることはあまり知られておらず、意外に思われる方も多いのでは。北野天満宮の歴史と奥深い魅力を知っていただくよい機会。」と語る。

菅原道真公を先祖として篤く信仰した加賀藩前田家より奉納の太刀「師光」。

刀紋や欠けも生々しい。

「鬼切丸(髭切)」の焼印が入った「宝刀展」記念朱印帳(1500円)も大人気。

同展開催のきっかけは、名刀を擬人化した育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞」のヒットで、最近、若い女性を中心に日本刀への関心が高まっており、キャラクターのひとりである「髭切」を所蔵する北野天満宮への問い合わせも多く寄せられたことだという。京福電鉄(嵐電)と東映太秦映画村を主会場にスタンプラリーも同時開催中で、「憧れの刀剣の本物を間近で見られる」と熱心なファン"刀剣女子"たちが詰めかけ、宝物殿は連日賑わいを見せているということだ。同展では、携帯電話とスマートフォンによる展示品の撮影(フラッシュは不可)も解禁されている。

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