エヌ・アンド・シーはこのほど、「空き家・空きビルのリノベーションと民泊に関する意識調査」の調査結果の中で、民泊に関するアンケート結果を発表した。調査は、2016年1月13日~1月15日の3日間、東京圏・大阪圏に住む20歳~59歳の男女を対象にインターネットリサーチにより実施された。有効サンプル数は2,000。

「大阪府や東京都大田区で民泊条例が可決されたことを知っているか」

民泊とは、訪日外国人観光客などの旅行者を主な対象として、一定の条件を満たした民家などに有料で人を宿泊させることを指す。大阪府や東京都大田区では、対象の区域内でのみ旅館業法の許可が必要ない民泊を認める「民泊条例」(通称)が可決されている。

調査対象者に対して「大阪府や東京都大田区で民泊条例が可決されたことを知っているか」とたずねたところ、大阪府の条例に関しては50.7%の認知率、東京都大田区の条例に関しては40.2%の認知率となった。

次に、「民泊が可能になったとしたら、民泊の貸し手になることに、どの程度興味があるか」と質問したところ、「非常に興味がある」「少し興味がある」と回答した人の合計は全体で19.0%(うち「非常に興味がある」人は3.2%)となった。一方で、「民泊が可能になったとしたら、宿泊者として民泊を利用することに、どの程度興味があるか」という質問には、全体で28.3%の人が「非常に興味がある」(3.4%)あるいは「少し興味がある」(24.9%)と回答した。

「民泊が可能になったとしたら、民泊の貸し手になることに、どの程度興味があるか」

また、「芸能人の家に民泊できるとしたら、誰の家に泊まってみたいと思うか」(1人につき3人まで回答)をたずねたところ、1位は「タモリ」(146人)、2位は「明石家さんま」(112人)、3位は「所ジョージ」(92人)となった。回答者の性別ごとに回答を見ても1位~3位の顔ぶれは変わらず、男性回答者のランキングでは4位「木村拓哉」(39人)、5位「綾瀬はるか」「ビートたけし」(共に20人)、女性回答者のランキングでは4位「GACKT」(33人)、5位「マツコ・デラックス」(31人)となった。

「芸能人の家に民泊できるとしたら、誰の家に泊まってみたいと思うか」(1人につき3人まで回答)