マイナビは27日、「2015年冬の賞与に関する実態調査」の結果を発表した。対象は25歳・30歳・35歳の転職意向のある正社員480名。期間は12月15日~18日。

2015年の冬の賞与額、「30万円台」がトップに

2015年の冬の賞与額(額面)を聞いたところ、最多は「30万円台」(15.8%)だった。次いで「50万円台」(15.2%)、「10万円台」(14.2%)。全体の平均は58万円となった。

2015年における賞与額(額面)

業種別の金額をみると、賞与額の平均が一番高かったのは「運輸・交通・物流・倉庫」(平均74万円)。以降、「IT・通信・インターネット」(平均68万円)、「金融・保険」(平均66万円)。

「冬の賞与額が転職意向に与える影響」を聞いたところ、全体では、52.7%で「変わらない」が最多となった。また、44.2%が「転職意向は強くなった」 (『かなり強くなった』+『やや強くなった』)、3.1%が「転職意向は低くなった」(『かなり低くなった』+『やや低くなった』)と回答した。

冬の賞与額別に回答をみたところ、「転職意向は強くなった(『かなり強くなった』+『やや強くなった』)」の割合が最も高かったのは「30万円未満」(53.3%)だった。次いで、「30万円~50万円台」(40.2%)、「60万円以上」(37.5%)となった。

前年と比較した賞与額ごとにみると、「転職意向は強くなった(『かなり強くなった』+『やや強くなった』)」と回答した割合が最も高かったのは「賞与額は減少した」層(68.3%)となった。以降「賞与額は前年と変わらない」(41.2%)、「賞与額は増加した」(36.2%)と続いた。

冬の賞与額による転職意識の変化