山口蛍、渡独前に語った決意…日本の次世代のため「ブンデスにいる選手が頑張らないといけない」

  [2016/01/30]

ハノーファー入団会見時には笑顔も見せた山口蛍 [写真]=Bongarts/Getty Images

 セレッソ大阪から今冬の移籍市場でハノーファーへと移籍した日本代表MF山口蛍。初挑戦となる海外の舞台での活躍が期待されるが、渡独前に山口が契約するナイキ社でインタビューに応じ、移籍の経緯や決断した理由などを語った。

 ハノーファーからの関心は「9〜10月くらい」からあったと話し、「その時点で行きたいと決めていました」と早々に決断していたことを明かした山口。これまで海外挑戦については「そこまで真剣には考えてなかった」が、2014年のブラジル・ワールドカップに出場したことで考え方に変化が生まれたと話す。

 移籍を決断した理由にはさらに、C大阪でともにプレーした経験があり、現在はハノーファーの主力として活躍する清武弘嗣の存在が大きかったようで、「もちろん、キヨくんがいたことも理由の一つです。一緒にやれるチャンスを逃したくなかった。(酒井)宏樹もそうですけど、知っている人がいることは良かったです。自分は一緒にプレーしていたし、それに合わせてできると思ったので、一緒に出た時はもっといいサッカーができるかなと」と、共演に胸を高鳴らせている。

 自身のプレーについては、「セレッソでやっていることが評価されての移籍だと思うので。セレッソでのプレーをそのまま出すのは当然」としつつ、「それに加えて攻撃の面も求められていると思う」、「自分が通用する部分と通用しない部分、もっと伸ばしていかないといけない部分を感じながらやっていくと思います。それから自分に足りないものを補っていきたい」とさらなる成長を誓う。

 ドイツでは多くの日本人選手がプレーしてきたが、「一時期よりはドイツでの日本人の評価は落ちてきていると思う」と危機感を口にする山口は、「もっと日本の若い子たちに目を向けられるように、ブンデスリーガに行っている選手が頑張っていかないといけない」と次世代の日本代表を育てるためにも、自身を含めた現世代の活躍が大切だと説いた。

 下部組織から長らく在籍したC大阪を離れることになるが、インタビューの最後に山口は、「プロに入ってから、試合に出られない時でも練習場で声をかけてくれて。試合に出始めて、最初うまくいかなくて全然ダメだった時も変わらずに応援してくれました。セレッソから海外に行ったという代表としてしっかりそれに恥じないようなプレーをしたいです。チームは違いますけど、これからも変わらずに応援してください」と、サポーターに感謝の気持ちを伝えるとともに、一回りも二回りも大きくなった姿をドイツから届けることを約束している。

 ブンデスリーガで最下位に沈むハノーファーは30日にレヴァークーゼンと対戦。ドイツ誌『キッカー』は山口の先発を予想しており、出場すればドイツでのデビュー戦となる。


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