イラク、逆転で120分の激戦制す…3大会ぶり5度目の五輪出場が決定

 

リオ五輪出場を決めたU-23イラク代表 [写真]=AMA/Getty Images

 AFC U-23選手権カタール2016(オリンピック・アジア最終予選)3位決定戦が29日に行われ、U-23カタール代表とU-23イラク代表が対戦した。

 リオデジャネイロ・オリンピックのアジア最終予選も兼ねている同大会は、16チームが4つのグループに振り分けられ、1回戦総当りの試合を行った。各グループの上位2チームが決勝トーナメントに進出し、上位3チームにリオ大会の出場権が与えられる。

 すでに決勝進出を決めている日本と韓国の本戦出場は決定しており、3位決定戦はアジア最後の1枠を懸けた大一番。序盤から両チームともにカウンターでチャンスを伺うと、15分にカタールが最初のシュートを放つ。右サイドからのCKにアフメド・アラーが打点の高いヘディングで合わせたが、これは相手GKが好セーブを披露。

 26分、カタールが先制点を挙げる。アクラム・アフィフがラインの裏に抜け出してGKと1対1を迎えると、左を走るアラーにラストパス。アラーは左足で無人のゴールへ流し込んだ。その後、イラクが同点弾を目指して前掛かりになると、カタールが鋭いカウンターで複数のチャンスを演出。しかし追加点を奪うには至らずにいると、前半アディショナルタイム1分にゴール前で得たFKも枠上に外れ、前半はこのまま1-0で終了した。

 後半開始と同時にイラクはマフディ・カミルを投入。立ち上がりからゴール前でチャンスを演出する。しかし、56分にはカタールに決定機。アリ・アサドが絶妙なスルーパスを供給すると、エリア内で完全にフリーとなったアフィフへ渡ったが、イラク守護神ファヒド・タリブが危機を救った。

 70分、イラクがゴールに襲いかかる。正面遠目からのFKをアリ・ファエズが直接狙うと、縦に変化しながら枠を捉えたものの、GKがコーナーへ逃れた。直後にはエリア内でフリーとなったフマム・タレクが至近距離から放った右足ボレーシュートも決まらず。

 76分にはカミルがエリア内でチャンスを得ると、カタールDFが横からのスライディング。カミルは倒れたもののファールは与えられず、判定に抗議したアリ・ヒスニーにイエローカードが提示され、シャハド・アブドゥルガニ監督は退席処分となった。

 カタールが1-0でリードしたまま迎えた試合終盤の86分、遂にイラクの反撃が実を結ぶ。ハーフライン上からロングボールを放り込むと、モハメド・アブドゥルラヒームがゴール前での競り合いを制し、ヘディングでネットを揺らした。

 そして、1-1のまま後半アディショナルタイムの2分も終了。決着は延長戦に持ち越された。

 延長に入ってもイラクの攻勢は変わらず、カタールは疲労からカウンターに鋭さを失う展開になる。しかし、103分に右CKファエズが2度のシュートを放つも、DFのブロックに遭う。

 延長も後半を迎えた109分、イラクが逆転に成功する。左サイドからのCKが一度はクリアされたものの、エリア外から入れ直すと、ゴール前で待ち構えたアイマン・フセインがヘディングシュート。ワンバウンドしたボールはGKの手の先を抜け、ゴールに吸い込まれた。

 逆転を許したカタールが反撃に出ると、111分に決定機を迎える。しかし、ゴール前での混戦から放った2度のシュートは、クロスバーとGKに阻まれる。117分にはCKから再度チャンスを演出したものの、イラク守備陣が身体を投げ出してブロック。

 120分の激戦はこのまま2-1で終了を迎えた。この結果により、リオ五輪へ出場するアジア3カ国が確定。日本と韓国に続き、イラクが3大会ぶり5度目のオリンピック出場権を勝ち取った。なお、日本と韓国による決勝は30日に行われる。

【スコア】
U-23カタール代表 1-2 U-23イラク代表

【得点者】
1-0 27分 アフメド・アラー(U-23カタール代表)
1-1 86分 モハメド・アブドゥルラヒーム(U-23イラク代表)
1-2 109分 アイマン・フセイン(U-23イラク代表)


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