ドゥカティはイタリア・ヴェローナで開催された「モーターバイクエキスポ」にて、「X ディアベル」のクルーザー・ワールドを新たに解釈した「draXter」を発表した。

ドゥカティ「draXter」

同車は「X ディアベル」の世界にモータースポーツの要素を融合したコンセプトバイク。「X ディアベル」は2015年のミラノショーでワールドプレミアされたクルーザーモデルで、5,000回転で最大トルクを発生するエンジンやベルトドライブを採用し、アメリカンバイクのようなゆったりしたポジションも大きな特徴となっている。

「draXter」はドゥカティ・バイクの未来のスタイルとデザインコンセプトを追求するアドバンスド・デザイン・セクションで開発された。現在生産されている「X ディアベル」をベースにした新しいデザインとスケッチが、ドゥカティ・プロトタイプ部門に承認され、「draXter」として結実したものだ。

そのメカニズムには、プレミアムなレーシング・コンポーネントを多数採用し、究極のドラッグスターとした。1299パニガーレ・スーパーバイク直系のサスペンションやブレーキが採用される。スタイル面では、「X ディアベル」をかつてないほど過激にしたラインとプロポーションが特徴。サイドに付けられた「90」の番号は、モータースポーツのゼッケンを連想させると同時に、ドゥカティ設立90周年を記念するオマージュにもなっている。