『MONTAGE』シリーズは、AWMとFM-Xという2つの音源を搭載した新サウンドエンジンにより、さらに演奏時の表現力を高めた最新ミュージック・ワークステーションだ

ヤマハは、米国・アナハイムにて開催された米国最大の楽器見本市「2016 NAMM Show」にて、AWM2音源およびFM-X音源を統合した新サウンドエンジン“Motion Control Synthesis Engine”を搭載したフラッグシップシンセサイザー「MONTAGE(モンタージュ)」シリーズを発表した。

同製品では、従来モデルMOTIF XFの10倍にあたる5.67GB(16bitリニア換算)もの波形容量を収録したAWM2音源(128音ポリ/1.75GBのユーザーメモリー)と、同社伝統のFM音源を進化させFM-X音源(128音ポリ/8オペレータ/88アルゴリズム)を、シームレスに統合した“Motion Control Synthesis Engine”を採用。これらふたつの音源を最大8パートまで自由にゾーニング、レイヤーし、ひとつのパフォーマンスを作成できる。

また、パフォーマンスはひとつのノブ操作で複数のパラメータの変更が同時に行える“Super Knob”をはじめ、時間軸やテンポに同期しながら多彩なパラメータを変更できる“Motion SEQ”、パラメータのコントロールソースとしてオーディオ(外部入力対応)を使用し動的なサウンドを生み出す“Envelope Follower”など3つのモーション・コントロール機能により、ダイナミックなサウンド変化を実現可能。さらに、16パート・シーケンサー、8パート・アルペジエーター、1,900パフォーマンスプリセット、18フィルタータイプ、VCM(Virtual Circuit Modeling)エフェクト、USBオーディオ/MIDIインタフェースなども備えるほか、音楽制作ソフトウェア「Cubase AI 8」が付属する。

なお、同シリーズでは『MONTAGE 6』(61鍵モデル)、『MONTAGE 7』(76鍵モデル)、『MONTAGE 8』(フルウェイテッド88鍵モデル)の3モデルがラインナップされる。