ザインエレクトロニクス(ザイン)は1月26日、超高速通信用16Gbps伝送技術の開発に成功したと発表した。

同技術は、16Gbps超高速通信を機器内で実現する技術であり、同社のV-by-Oneシリーズの超高速通信方式のほか、Fibre Channel 16GFC、PCI Express 4.0 (Gen4)、USB3.1、などに対応可能となっている。同社は今後、この16Gbps超高速通信技術を核として8K映像などの高解像度の画像伝送、データーセンター間通信、サーバー基板間通信、PC関連通信などを含めて、光伝送に至るまでの広範な超高速通信におけるソリューション提案が可能になるとしている。

また、今回確立した16Gbps超高速通信は車載画像機器に求められる温度条件など品質条件にも対応するものであり、民生機器、産業機器、車載機器などに向けたソリューションを提案していくとともに、32Gbps以上のさらなる超高速通信技術の確立に取り組む方針を打ち出している。

同社は今回開発した技術を製品化し、2017年上期を目処に新製品をサンプル出荷する予定だ。