古民家をリノベーションした食堂「りげんどう」でいただく旬食材を使った和の御膳

  [2016/01/24]

古民家をリノベーションした食堂「りげんどう」でいただく旬食材を使った和の御膳

JR西荻窪駅南口より徒歩2分。商店街のアーケードを抜けて道路を渡り、路地を右に入ると、ノスタルジックな木造住宅が現れます。

島根県で展開する「群言堂」がプロデュースするこちらのお店。
島根から専門の職人をむかえ、昭和初期に建てられた古民家を再生させました。
雑貨売り場には、お店で使用するのと同じ食器類や選りすぐりの島根産食品が並びます。
日本の暮らしの文化を次世代に伝えていく場所として、食事の提供だけでなく、味噌作りなどのワークショップも行っています。

「復古創新(古き良きものを残しつつ新しき良きものを創るという意味)」がテーマの「りげんどう」には、いたるところに古いものを活かす工夫がみられます。

たとえばこちらのテーブル、もともとは染物用の板なんです。花柄模様の彫り込みがうっすらと浮かび上がり、独特の風合いを醸し出しています。

ランチメニューは「むすび膳」と「にぎり膳」の2種類です。
そのコンセプトは「手のひらの料理」。
病を治すことを「手当て」と言ったり、お祈りする際にも手のひらを合わせたりするように、「手のひらには巧妙な力が宿っている」という思いから生まれたお膳なのだそう。

献立は毎月変わり、旬のものを使うことにこだわって作っています。
この日のメニューは「わかなの照り焼き 蕪のソース」。
柔らかなわかなの身をトロトロにすりおろされた蕪と絡めていただきます。

お汁は手作り味噌で作った「胡麻味噌汁」。
春菊と島根産の大和芋が入っていてまろやかなお味です。
土鍋でふっくら炊きあげたお米で握ったおむすびからは、手のひらのぬくもりが感じられました。

こちらの「にぎり膳」は、見た目もかわいらしい一口サイズの野菜寿司。
季節によって野菜の種類が変わりますが、この日は、酢れんこん、焼きネギ、黒キャベツ、苺、舞茸の佃煮の5種類。
甘めの酢飯がそれぞれの野菜の味を引き立てます。

小鉢は「里芋の岩石揚げ」。
丸ごとの里芋に砕いた柿の種をまぶしてカラッと揚げています。
発酵食品は必ず献立の中に入れているそうで、自家製のぬかづけも添えられていました。

デザートメニューも毎月変わります。
この日頼んだのは「あずきのガトーショコラ」。しっとり濃厚な生地の中にあずきの粒がたっぷり入っていて、その食感が楽しめます。

一品一品、愛情を込めて、手のひらで丁寧に作られた和の食事。昔ながらの日本の食文化に触れることで、「食べる」ことの大切さを改めて見つめ直したいですね。


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