キーワードは『進化・深化・真価』…ワンランク上のチームを目指す東京V

 

2016シーズンでJ1昇格を目指す東京ヴェルディ [写真]=J.LEAGUE PHOTOS

 東京ヴェルディは1月18日に始動。22日から沖縄キャンプに入り、来たるシーズンの幕開けに向けてチーム作りが着々と進められている。

 新たに加わった戦力で一際高い期待が懸かるのは、「私がこのクラブに呼ばれたのは、より多くのゴールを奪うため。与えられた仕事を全うし、チームの目標達成に貢献したい」と語る189センチのブラジル人FWドウグラス・ヴィエイラだ。高さとスピードを兼ね備え、献身的な働きも特長のアタッカーである。

 この他にも選手層が厚みを増した。三竿健斗が鹿島アントラーズへ移籍した一方、センターラインの強化にMF船山祐二、DF平智広を獲得し、「自分の経験を若い選手たちに伝え、チームの安定に一役買えれば」と話すDF高木純平はユーティリティ性の高さが持ち味。潜在能力の高さを評価されるGK鈴木椋大が定位置争いにどう加わってくるかも注目だ。

 就任3シーズン目を迎えた冨樫剛一監督は言う。

「昨年味わった悔しさは、しっかり脳裏に焼き付いています。まずは昇格プレーオフ出場、そこからさらに高い目標に向けてチャレンジしたい」

 昨シーズンは前年の20位から8位に順位を上げ、一時は昇格争いに絡む躍進を見せたが、終盤は得点力不足に陥り勢いを失った。とはいえ、アカデミー出身の選手と外部の血が見事に融合し、南秀仁、高木大輔ら若手がぐんぐん力を伸ばしていく様は、豊かな未来を想像させるものだった。「今シーズンこそは」と周囲の期待は高まっている。

 24日に開幕するスカパー! ニューイヤーカップの沖縄ラウンドに参戦。第1戦の相手は、奇しくも明治安田生命J2リーグの開幕戦と同じ、コンサドーレ札幌となった。

「1カ月後には互いにまるで別のチームになっているでしょうから、手の内を隠す必要は感じません。貴重な実戦の場を生かし、プレッシングの強度、技術面の追求など、様々なことにトライしていくつもりです」(冨樫監督)

 FC琉球との第2戦を挟み、ラストに待ち受けるのはFC東京との“東京ダービー”だ。

「勝たなければならない試合。キャンプ終盤でフィジカルコンデョションが厳しい状態であろうと勝ちに行く。ディヴィジョンはあちらが上だろうと関係ありません。これはプライドの問題です。以前、自分がユースの監督をしていた頃は、FC東京に負けた記憶がほとんどないんですよ。少なくとも苦手意識はない」

 指揮官が今シーズンのキーワードに挙げるのは『進化・深化・真価』。昨シーズン築いたベースに攻守両面で上積みし、ワンランク上のチームに仕上げたい構えだ。今回のスカパー!ニューイヤーカップでは、大会を通じてその一端が垣間見えることだろう。飛躍を期すシーズン、開幕に向けてテンションを高めていく上でFC東京は絶好の相手となる。


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