ビジネスコミュニケーションツールである「チャットワーク」を提供する「ChatWork」は1月20日、ジャフコ、新生企業投資、SMBCベンチャーキャピタルを対象とする割当先より第三者割当増資を実施したと発表した。また、GMO VenturePartnersから追加の増資を合わせると、総額15億円の調達になるという。

同社は2015年4月、GMO VenturePartnersを対象とした総額3億円の第三者割当増資を実施している。今回の資金調達はチャットワーク事業の拡大に伴うもので、最初の資金調達から1年以内で2度目の資金調達になるという。

チャットワークは2011年3月にサービスを開始し、導入企業数は2015年12月末時点で8万6,000社以上、サービス利用継続率は99%を超えているという。

チャットワーク代表取締役社長である山本敏行氏は、「この度の資金調達を通じ、ChatWorkは国内のみならず、海外においても積極的に事業展開を行える基盤を構築する準備が整い、企業として次なる成長フェーズを迎えました。出資をしていただいた企業は我々が提供するサービスに対する理解が深いため、各社が保有する幅広い知見や多角的なネットワークの面でも支援を賜りながら、国内はもとよりアジア、欧米を中心とした海外でのサービス展開と事業成長をさらに加速していきたいと考えております」とコメントしている。