ゼロエンタープライズ・ジャパンは1月20日、2012年より開始した「零戦里帰りプロジェクト」で米国より帰国させた零式艦上戦闘機(零戦)のテスト飛行を1月27日に実施すると発表した。

「零戦里帰りプロジェクト」の零戦

同プロジェクトは同社取締役の石塚正秀氏が保有するレストア済みの零戦を米国から日本に移し、飛行可能状態なまま保存するというもの。同機は2014年11月に日本へ入国し、海上自衛隊鹿屋航空基地内で管理、2015年7月にはエンジン始動テストを開始していた。

今回のテスト飛行は安全面から一般には公開されないが、テスト飛行終了後に他の空港へ飛行させる一般公開を計画している。この一般公開の実現のためには航空局からの飛行許可の再取得ならびに米国からパイロットを招聘するためなどの資金が必要になるため、同社では企業・団体、個人などからスポンサーを募集している。