不動産・住宅情報サイト「HOME'S」を運営するネクストは20日、同サイト内の住宅トレンドニュースサイト「HOME'S PRESS(ホームズプレス)」にて実施した、コンセプト賃貸物件に関する調査の結果を発表した。

同社はこのたび、「自分らしさ」を取り入れた暮らし方が注目されていることを受け、それを実現する方法の一つである、趣味嗜好などひとつのコンセプトでつくられた「コンセプト賃貸」について調査を実施。

「住みたいコンセプト賃貸の部屋ランキング」(複数回答)

まず、事前調査で「コンセプト賃貸」について「興味がある」と回答した420人を対象とし、「住んでみたいコンセプト賃貸の部屋」を複数回答で質問。その結果、1位が「カフェ風やバー風など内装にこだわった『オシャレ』をテーマにした部屋」(36.9%)、2位には「フランス風やカリフォルニア風など『海外の住まい』をテーマにした部屋」(29.3%)が挙がり、同社は「統一感のある雰囲気の部屋が人気であることが伺える」とコメントしている。以下には、3位に「オーディオ環境をテーマにした部屋」(25.7%)、4位に「料理をテーマにした部屋」(23.1%)、5位に「ペットをテーマにした部屋」(21.0%)が続いている。

「家賃が高くてもコンセプト賃貸物件に住みたいか?」(単一回答)

注目の一方、コンセプト賃貸の実際の需要はどうなのかを調査するため、もし好みのコンセプト賃貸があったら相場より高くても借りたいかどうかも質問。結果は、「相場より1万円以上でも借りたい」と「相場より多少高い程度なら借りたい」を合わせると54.3%となり、半数を超える人が相場より高くても借りたいと回答している。男女別に見ると、男性が59.1%だったのに対して、女性は49.3%と約10%の差があり、好みの部屋であっても費用をかけることに対しては女性の方が慎重であることが分かった。

同調査は、2015年12月28日~30日の期間に、事前調査で「コンセプト賃貸」について説明をした上で、「コンセプト賃貸に興味があり、ほしい部屋があれば実際に住んでみたい」と回答した人を対象にインターネット調査よって実施。事前調査は4,628サンプル、本調査は420サンプルとなっている。