成功事例に学ぶ、海外の中途採用3つの施策

 

成功事例に学ぶ、海外の中途採用3つの施策

効率よく有能な人材を採用するために、海外の企業もさまざまな工夫をしているようです。普段とは違う場所で採用活動をしたり、採用試験のプロセスを変えたりするなど、手間や費用をあまりかけずに成功した、3つの採用活動の例をご紹介します。

採用者の経験業種を無視する

アメリカのローン会社Quicken Loansは、事業が急成長したため、1か月で200名の社員を増やそうとしていました。必要なのは、ローンのアドバイザーとして顧客の要望を聞き、顧客が抱える問題を解決し、契約を結ぶことができる人材です。採用担当者たちは、どんな人材が欲しいかはわかっていましたが、どこを当たれば、このような人材が短期間で集められるのか悩んでいました。

そこで、Quicken Loansの採用担当者が目を向けたのが、金融業の経験者ではなく別の業界で働く人たちです。34名の採用担当者はそれぞれショッピングセンターやレストランへ赴き、買い物をしたり食事をしたりしました。そこで「これは!」と思う気の利いたサービスをしたスタッフや店長をスカウトしたのです。

この方法でQuicken Loansは、求めていた人材を得ることができました。採用ディレクターのホミュラ氏は、「多くの企業が、採用を考える時に同じ業界での経験にこだわり過ぎています」とニューヨークタイムズの取材に答えています。ホミュラ氏によれば、金融については入社してからトレーニングをすることができますが、その人が持っている情熱や臨機応変さ、感じのよさ、そして向上心は、トレーニングでは変えられません。Quicken Loansは、金融業界での経験よりも、そういった素質に目を向けて採用活動を成功させたのです。

必要な人材が検索しそうなキーワードに合わせてオンライン広告を出す

必要とする人材をイメージして、その人たちに届く方法を考えるというアプローチもあります。Rapleafというデータ管理会社では、Hadoopというオープンソースソフトウェアに興味がある人材を探していました。そこで、採用担当者はHadoopというキーワードにリンクした広告スペースを購入。ユーザーがGoogleでHadoopについて調べると求人広告が表示されるようにしたのです。

Business Insiderによれば、テクノロジー系の職種は特に、オンラインコミュニティを対象とした採用活動が効果的なのだとか。例えばシステム開発者を探しているなら、システム開発者向けのオンラインフォーラムなど、開発者同士が情報交換に使う場所をねらって求人広告を出すとよいでしょう。してみてはいかがでしょうか?

集団面接(オープンハウス)を開催する

採用活動のコンサルタント会社Achieversでは、1対1の面接をする前に説明会を兼ねた集団面接(オープンハウス)を実施するように勧めています。ある企業では1,200件の応募がありましたが、オープンハウスの招待状を応募者全員にメールで送ったところ、実際に会場に来たのは400人でした。履歴書を1枚1枚確認するよりもオープンハウスを実施したほうが手間も省け、候補者のコミュニケーション能力を確認することができます。

Achieversは、このオープンハウスを実施するときに、候補者同士がコミュニケーションできるスペースと、企業の採用担当者と候補者が5分間1対1で話せる「お見合いパーティー」のようなスペースを設置。このイベントを通して、最終的に68人の候補者を選出。その人たちと個別面接をすることになりました。オープンハウスは、採用の過程を見直すことで無駄な時間を削減するという良い例でしょう。

大がかりな工夫でなくても効果がある

海外の例では、募集から面接までのプロセスの順序を変えてみたり、求人募集の場所を変えてみたりと、今までの採用活動に少し変化を加えることで、今までとは違った効果が現れています。慣例となっている段取りを変えることは勇気がいるかもしれません。しかし、それが最適な人材の採用やコスト削減につながる可能性があるなら、試してみる価値はありそうです。


本記事は「キャリア採用ラボ」から提供を受けております。
著作権は提供各社に帰属します。

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