IICパートナーズは、2015年11月~12月にかけて、全国の会社員を対象に「退職金・企業年金の現状に関する調査」を実施した。有効回答数は100サンプル。

「老後安心して暮らせるための収入源になること」が1位

退職金・企業年金に望むことは何か尋ねたところ、最も多い回答は「老後安心して暮らせるための収入源となること」(47%)だった。社会福祉や公的年金に対する不安が強まるなか、相対的に退職金や企業年金への期待は高まっているようだ。

退職金・企業年金に望むことは何ですか?

2位は「退職時の支給額が定期的に分かり、それによって人生設計を考えられること」(22%)、3位は「勤続期間に応じて、充分な額が支給されること」(13%)となった。僅差で「会社への貢献度に応じて、充分な額が支給されること」(12%)が続いている。

退職金・企業年金が定年退職したらどれくらいもらえるか知っているか尋ねると、61%が「知らない(あまり知らない28%、知らない33%の合計)」と回答した。「知っている」は33%(だいたい知っている23%、知っている10%の合計)となっている。

退職金・企業年金が定年退職したらどれくらいもらえるか知っていますか?