「孫破産」に陥りやすい人の3つの特徴

  [2016/01/19]


自分の子に対してより子育ての責任が少ない分、孫は無条件でかわいいという人も多いです。お孫さんにクリスマスプレゼントやお正月にはお年玉、成人式にはスーツや振袖を奮発した人もいるでしょう。

かわいくて、ついお金をかけたくなってしまいますが、気をつけないとかわいいはずの孫が負担に! 孫のお世話で”孫疲れ”、資金援助で”孫破産”といったケースも見聞きするようになりました。

今回は孫破産に陥りやすいタイプをチェックし、自分自身の生活を振り返ってみましょう。


孫破産になりやすい人の特徴3つ


その1) 自分の資産と将来的な見込みを把握していない
不動産収入があるとか資産運用である程度の利益を出していけるという人を除けば、退職後の収入は主に年金のみで、足りない分はそれまでの貯蓄から切り崩していくことになります。

現時点の収支が問題なくても、高齢になるほど医療や介護にお金がかかるようになるし、それがどれくらいの長さになるかもわかりません。なので、今の収支や貯蓄額だけで「余裕があるから」と孫へお金を使いすぎると、いざ必要になったときに経済的に破たんしてしまいます

今、どのくらいの資産があり、将来の支出にどの程度対応できるか把握していない人は孫破産になりやすいでしょう。一度、ご自分の資産と収支を将来にわたりシミュレーションしておくことをお勧めします。

その2) 子世代が親の経済状況を知らず頼られている
全体として金融や不動産などの資産保有が高年齢層に偏っているため、若年層への資産移転を後押しする施策(住宅購入資金の贈与、教育資金の一括贈与、ジュニアNISAなど)がとられています。そのため、子世代が「祖父母たちの世代はお金を持っている」と思いこんでいることも

確かに高年齢層に資産は偏っていますが、内閣府の調査によると高齢者の相対的貧困率は20%程度と他の世代よりも高くなっています。また65歳以上の人口に占める生活保護の受給者の割合も年々高くなっており、全人口に占める受給者の割合よりも高いことから、資産状況には格差があり一概に高年齢層は豊かだとはいえません

孫世代を支援できるかどうかは個々のケースによりけり。子世代が祖父母の資金をあてにし、それに応えていると老後の生活を支えていくお金が足りなってしまいます。もちろん余裕のある方は次世代育成のためにも有意義な使い方をしてください。

その3) つい物や金銭で孫の関心をひいてしまう
孫もだんだん大きくなってくるとなかなか祖父母のもとへ来ることも少なくなってきます。幼いころから祖父母に物やお金をもらうことが多いとそれが当たり前のようになり、厳しい親より甘い祖父母にねだるようになりがち。年齢とともに欲しがるものも高額化していきますので、物やお金で関心をひき続けるのは大変

大きくなって社会人として必要な金銭感覚を養うためにも、孫への物や金銭は与えすぎないようにしましょう。


周りの人たちはこうしていると見聞きするとつい自分もそうしようとなりがちな日本人。ライフスタイルも資産状況も孫とのつきあい方も個々の状況により千差万別。自分はどうなのかをしっかり考え、孫とも上手につきあっていけるようにしましょう。(執筆者:柴田 千青)


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