米Microsoftは15日(現地時間)、Windowsサポートポリシーの変更を発表した。この変更により、2017年7月から、Skylake搭載デバイスはWindows 10のみサポートされ、Windows 7 / 8.1ではサポートされなくなる。

開発コード名「Skylake」で知られるIntelの最新世代CPUは、Windows 10環境で最もパフォーマンスが高くなり、Windows 7環境と比べ、最大30倍のグラフィックス性能、最大3倍のバッテリ寿命が実現するという。

このため、米Microsoftは、主に企業ユーザー向けに、Windows 10への切り替えを推進する目的で、サポートポリシーを更新。今後、最新のCPUでサポートを受けるには、最新のWindowsプラットフォーム(現時点ではWindows 10)が必要になる。これは、SkylakeやIntelの次期プロセッサ「Kaby Lake」に限らず、Qualcommの「8996」、AMDの「Bristol Ridge」なども、同様の扱いだ。

2017年7月17日までの18カ月間は、Windows 10への移行期間として、同社がサポート対象とするSkylake搭載デバイスではWindows 7 / 8.1環境でもサポートが継続される。2017年7月17日以降は、Skylake以降のプロセッサを載せたWindows 7 / 8.1デバイスでは、サポート対象外のデバイスで悪影響が無いと判断された場合、セキュリティ更新プログラムが提供される。

■最終行について
初出時、「2017年7月17日以降は、Skylake以降のプロセッサを載せたWindows 7 / 8.1デバイスは、クリティカルなセキュリティアップデートのみ提供され、互換性や信頼性向上といった通常のアップデートは提供されなくなる」と記述していましたが、あらためて日本マイクロソフトに確認したところ、現時点では、上記本文の表現がより適切であると判断し、記事を更新いたしました。