サイオステクノロジーは1月15日、機械学習機能を搭載するITオペレーション分析ソフトウェアである「SIOS iQ」の新しいバージョンとして、「SIOS iQ Version 3.4」を提供開始した。新バージョンでは、問題の根元原因と影響範囲を可視化する機能が追加された。

Topology Impact Analysis Viewの画面

新バージョンでは、検出した問題や予兆に関し、関連するオブジェクトや問題の根元原因を作り出しているオブジェクト、影響を受けているオブジェクトをグラフィカルに可視化する新機能「Topology Impact Analysis View(トポロジー インパクト アナリシス ビュー)」を追加した。この機能により、SIOS iQユーザーは、問題や予兆を検出した際に影響範囲と根元原因を視覚的に把握でき、システムの性能問題を従来以上に迅速に解決可能になるとしている。

さらに、オブジェクトの振る舞いを「アノマリ(異常な振る舞い)」と判定する感度を調整する機能や、物理ホストの故障許容台数を分析する機能なども追加した。

同製品の価格および提供方法の変更はなく、1物理ホストに1ライセンス(Standard Edition 24万円/12カ月)を利用するサブスクリプション形式で提供される。有償版のほか、無償版も用意しているとのこと。