再び縦縞のユニフォームを身に纏う! ロッテ新外国人投手スタンリッジの取扱説明書

 


      週刊野球太郎
    


 2015年は、3位ながらもクライマックスシリーズ(CS)でファイナルステージまで進出した千葉ロッテマリーンズ。しかし福岡ソフトバンクホークスに3タテで敗れ、日本シリーズ進出はならなかった。

 ホークスに敗戦後、「負けたことは悔しくて仕方ない。チームを肉厚にしていかないと、歯が立たない」と語った伊東勤監督。ところがオフには主力のルイス・クルーズが巨人へ移籍。前・韓国三星のヤマイコ・ナバーロを獲得したものの、その実力は未知数で、戦力補強の面では、これといった肉厚感が見られない状況である。

 そんななか、ロッテファンの期待は、ソフトバンクから獲得したジェイソン・スタンリッジに集中。日本球界でも実績を持つ、スタンリッジの特徴をまとめてみた。


◎外国人枠の問題で2度の退団

 スタンリッジは2007年にソフトバンク入団。その年7勝を挙げるも、08年の成績不振で解雇。10年より阪神タイガースに入団して4年間在籍し、14年より再びソフトバンクの一員となった。

 ソフトバンクでも阪神でも、先発投手の一角として活躍。安定した成績を残したスタンリッジ。2008年の成績不振での解雇は仕方ないとして、残りの2回は正直、同情したくなる。

 阪神在籍最終年の2013年は、防御率2.74をマークするも、打線の援護に恵まれない試合が多く8勝12敗。オフには呉昇桓とマウロ・ゴメスの入団で、外国人枠から溢れる形で退団。ソフトバンクでも、2年連続2ケタ勝利を挙げたにもかかわらず退団。

「君は必要な戦力だが、我が社の業績が悪くてね」

 と、リストラされるサラリーマンや、

「あなたといると楽しいけど、今のままではお互い成長できないから」

 と、突然彼女に別れを切り出される、そんな状況に似ている(似てるか?)。


◎デーゲームに弱いスタンリッジ

 未勝利で終わった2008年を除くと、先発ローテーションに名を連ねて2桁勝利を3回もマーク。8年間で168試合に登板して63勝54敗、防御率3.19と立派な数字を残しているスタンリッジ。

 ところが、デーゲームに限定すると、グッと成績が落ちるのだ。

 デーゲームでの成績は30試合13勝10敗。一見、そんなに変わらないかと思われるだろうが、防御率は通算より1点近く悪い4.11。早々とノックアウトされたものの、打線の援護のおかげで負けがつかなかった試合も多く、数字以上にデーゲームが苦手といえる。


◎9月に弱いスタンリッジ

 もう一点、気になるデータがある。2007年8月に先発転向して4連勝。2011年6・7月と2か月連続月間MVPを受賞するなど、夏に活躍することが多いスタンリッジ。しかし9月の成績は27試合に登板して7勝13敗。

 2010年と2014年は、いずれも10勝到達後に3連敗を記録。秋が弱いのか、体力が持たないのか、果ては大台到達でモチベーションが下がったのかは不明だが、気になるデータである。

 とはいえ、2015年にはロッテ相手に4戦4勝の投手が自軍に入るのだから、ロッテファンもウエルカムのはず。

 阪神退団翌年には、交流戦でメッセンジャーと投げ合って、完封勝利を挙げた実績のあるスタンリッジ。

 ソフトバンクにも恩返しの白星を挙げることができるか? ロッテvs.ソフトバンクの1回戦は4月5日のヤフオクドームとなる。


文=溝手孝司(みぞて・たかし)
札幌在住。ライター、イベント関連など、スポーツ関連の仕事を精力的にこなしている。北海道生まれなのに、ホークスファン歴約40年。99年ダイエー初Vを福岡ドームで観戦するなど、全国を飛び回りながら、1軍2軍問わずプロ野球を追いかけている。


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