富士フイルムは5日、防水・耐衝撃・耐寒・防塵というタフネス性能を備えた有効1,640万画素のデジタルカメラ「FinePix XP90」を発表した。イエロー / ブルー / ライムの3色を用意。3月上旬から発売し、価格はオープン、推定市場価格は27,500円前後。

イエロー

ブルー

ライム

15mの防水、1.75mの耐衝撃構造、-10度の耐寒、そして防塵性能を持つタフネスデジタルカメラ。防水・防塵はIP68に準拠する。片手で握っても滑りにくいグリップを採用し、マリンスポーツやウインタースポーツ、 釣りなど、屋外でのアクティブなシーンで安心して撮影できる。

撮像素子には、有効画素数1,640万画素の1/2.3型 裏面照射型正方画素CMOSセンサー(原色フィルタ)を採用。レンズはフジノン光学式5倍ズームレンズで、35mm判換算の焦点距離は28mm~140mm相当だ。光学式手ブレ補正機能も内蔵する。液晶モニタは92万画素の3.0型サイズで、低反射仕様によって強い日差しの下でも視認性を保つ。

最速10コマ/秒の高速連写が可能で、60コマ/秒のフルHD動画撮影にも対応。設定した時間間隔で任意回数の自動撮影を行う「インターバルタイマー撮影」機能や、撮影した画像を自動で動画に変換する「タイムラプス動画」機能も搭載。日没や開花など撮影に最適としている。

無線LAN(Wi-Fi)に対応し、専用アプリ「FUJIFILM Camera Remote」を使うことで、撮影した写真・動画をスマートフォンやタブレットに転送する「スマートフォン送信」機能を利用可能。スマートフォンからリモートシャッターを切る「リモート撮影」機能も搭載する。無線LAN経由でPCへの写真保存も可能だ。撮影画像の共有用アプリとして「FUJIFILM Photo Receiver」も用意する。これらアプリは無料。

そのほか主な仕様は、開放F値がF3.9(広角)~F4.9(望遠)、レンズ構成が11群13枚(非球面8面4枚)、対応感度がISO100~ISO6400。記録メディアは内蔵メモリ(約96MB)のほか、SD/SDHC/SDXCメモリーカードが使える。動画の記録画素数は最大1,920×1,080ドット(フルHD) / 30p。本体サイズはW109.6×D27.8×H71mm、重量は約203g(バッテリーとメモリーカード含む)。