俳優の斎藤工と窪田正孝がこのほど、東京・西荻窪の東京女子大学で行われた日本テレビ系ドラマ『臨床犯罪学者 火村英生の推理』(17日スタート、毎週日曜22:30~23:25 ※初回は15分拡大)の第1話試写会に登場し、劇中さながらの名コンビぶりを見せた。

新ドラマ『臨床犯罪学者 火村英生の推理』に出演する窪田正孝(左)と斎藤工

同作は、推理作家・有栖川有栖の原作で、有栖川本人の役柄が作品に登場するという本格ミステリー。殺人現場に快楽を求めるという英都大学准教授の犯罪学者・火村英生(斎藤)と、その捜査を観察しながら、危なげな火村の保護者を自認する推理作家・アリス(窪田正孝)が、コンビを組んで事件を解決していく姿を描く。

この日の試写会は、火村が勤務する栄都大学のシーンを撮影した東京女子大のキャンパスで実施。女子大生から事前に用意された質問に答える企画で、"美しい犯罪を好む"という火村のキャラクターにかけて、「女性の一番美しいと思う瞬間は?」という質問に、斎藤は「僕は全て下ネタに変換してしまうので、今日はやめましょう」と冗談を入れながら、「読書をしている姿ですね」と回答した。

一方の窪田もこれに同意しつつ、「何かものを書いている瞬間。髪が長いので、耳にかけるしぐさが好きです」と告白。これに斎藤が「金八先生とか、(芸人の)永野さんとかどうですか?」と聞いてみると、窪田は少し考えてから「ああ…いいと思います」と投げやりながら絶妙な間で応え、会場の笑いを誘った。

司会の日本テレビ徳島えりかアナウンサー

女子大生からの質問コーナーも

共演が多いという2人は、このように息ぴったり。窪田が猫が好きだという話題になり、女子大生から「何匹飼われているんですか?」と質問されると、斎藤がすかさず「今5匹です」と代わりに回答できるほどだ。

また窪田は、自身のお気に入りのセリフを、論争をしている中で、それをスパっと止める関西弁の「無い」(第2話より)と説明。関西出身の生瀬勝久も「もっとこういう方がいいんじゃないか」とアドバイスに入り、その様子を斎藤は「すごく美しいセッションがあって、僕も渾身の『無い』が出たなと思いました」と振り返った。

今作の舞台は京都であり、この関西弁が、窪田にとって役づくりで最も苦労した点だそうで、「すぐに方言指導の先生がやってきて、違うと言われてしまいます」という。

一方の斎藤は、髪の毛がクシャクシャのビジュアルイメージのため、強めのパーマをかけた方が毎回セットしやすいのではないか、と思いついて実践したところ、「ほぼアフロ」に。結果、このアフロ状態から髪をのばしてセットすることになっているそうで、アフロの時は「たまに小枝とか落ち葉とか挟まってます」と、失敗談を明かした。