ケースレーインスツルメンツ(ケースレー)は1月14日、パワーデバイス/モジュールの特性評価に適したソースメータ(SMU)の新製品「2461型」を発表した。価格は94万8000円(税別)。

「2461型」は正確に制御された最大10A/100V、1000Wの大電流パルスを生成する機能を備えており、パワー・デバイスの熱効果を抑え、デバイスのインテグリティを保つことができる。また、18ビットのデュアル・ハイスピード・デジタイザにより、デバイス動作応答の波形を前面パネルに表示し迅速に解析することが可能。同製品は実績のある2450型、2460型ソースメータをベースとしており、クラストップのハイレベルなDCおよびパルスの印加/シンクが可能であり、設計を詳細に調べることが可能となっている。

また、「2461型」は他のケースレーのグラフィカル・ソースメータ同様、直感的なTouch、Test、Invent技術を採用しているため、操作方法の習得時間が短縮でき、作業効率の向上に貢献するとしている。さらに、オープン・ソース・スクリプト言語を内蔵し、再利用可能でカスタマイズ可能なテスト・ソフトウェアのライブラリが生成でき、さまざまな測定アプリケーションにも対応する。加えて、新しい高速コンタクト・チェック機能では、金属疲労、プローブ先端の汚れ、接続の緩み、破断、リレー不良などによる測定の誤差、製品不良を最小限に抑制する。

同社は「2461型」により、確実なテストが可能になり、設計、エンジニアリングの判断を迅速に行うことができるようになるとしている。

2461型大電流ソースメータ(SMU)