日立産業制御ソリューションズは1月14日、同社の映像配信システム「StreamGear」(ストリームギア)にモバイル端末からのサーバアップロード機能を搭載し、販売を開始した。

同システムは、MPEG-2、H.264などのデータ形式の映像コンテンツを同時に録画、配信できる映像配信システム。これまで、道路、ダム・河川、海岸・港湾などの監視映像の配信、会議や講演会のライブ映像の配信、映像ライブラリー化(蓄積・配信)、VOD放送など、大量のデータを扱うさまざまな場面で利用されており、2015年8月には、監視カメラ最大3万2000台、記録装置最大2000台のシステム統合管理が可能な、映像統合管理ソフトウェア「VisionNet Manager」との連携により、大規模システムに低コストで対応する映像監視ソリューションの提供を可能にしたとしている。

新「StreamGear」の適用イメージ(ダム・駅など)

今回、同システムの従来機能であるモバイル端末での映像閲覧に加えて、モバイル端末で撮影した映像を同システムのサーバにアップロードし、ライブ配信できるモバイル端末サーバアップロード機能を開発。これにより、定置型の監視カメラからの映像配信だけでなく、緊急時にはモバイル端末を監視カメラとして、暗号化したうえで映像を収集し、ライブ配信することが可能となった。

同システムの価格はオープン。